終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#05 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 枯野瑛,ue
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/03/31
- メディア: 文庫
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浮遊大陸群の一国、エルピス集商国が企んだ妖精兵に代わる兵器を開発し、護翼軍にとってかわろうとする陰謀を軸に物語は展開。「第一の獣」の結界崩壊によって、閉じ込められていたヴィレムたちは、ネフレンとカーマインレイク、ヴィレムとエルクの組に分かれてしまう。ヴィレムは、獣の特性と記憶を封じられ、エルクとともに、11番島にて、生活。一方、クトリが「第六の獣」を掃討し、獣の脅威が低下したため、逆に、立場が危うくなったレプラカーンたち。そのうち、アイセア、ラーントルク、ティアット、ラキシュは、エルピスの陰謀に備えて、コリナディルーチェ市に呼び出される。
最終的には、エルピスが「第二の獣」をコリナディルーチェ市に放ち、それを自らが開発した暴走した妖精を燃料とする、兵器で撃破。しかし、記憶と獣の力を取り戻したヴィレムによって破壊。そのヴィレムも、妖精たちの迎撃。特にラキシュが適合した聖剣セニオリスによって倒される。これによって、大陸群最強の戦力というタイトルが維持され、妖精たちは守られたと。
三巻でクールっぽく決めていたラーントルクさんが、かなりポンコツキャラだったことが判明。チームプレイに弱かったり、景色に気を取られて迷子になったりする。マルチタスクに弱い感じか。
あとは、妖精たちのもとが、砕かれたエルクの魂の一部。砕かれても巨大なものだからこそ、人間のような存在感を発揮できると。
ポトーたちは、エルクを元に戻して、元の世界に帰らせたいわけか。
ラストで、ヴィレムが蘇った的な描写があるけど、「すかもか」の事件の後に起こる出来事と考えていいのかな。スウォンやネフレンたちは、そのための方法を探して、すかもかの時期には行方不明になっていたと。