「少女終末旅行」全12話一挙放送 - 2018-01-19 1800開始 - ニコニコ生放送

 人類がいなくなった積層都市を、チトとユーリの二人の少女が探索するロードムービー。いろいろなものを見つけたり、数少ない生き残りたちと出合ったり。「ぬこ」がかわいい。
 ラストがすごいなあ。一気に世界観が拡がる。カメラに収められていた、人類の歴史。繁栄と、超兵器を使った戦争。そして、文明の破綻。アレだけの情報を納めたカメラ、エリンギに食べられちゃったんだよなあ。
 エントロピーを低下させる存在、エリンギ。彼らが、いろいろと食っているから、チトとユーリは、廃棄物で死なずに生きていられているのかね。特に、あちこちで採取している飲み水は、いろいろと汚染物質を含んでいそうだし。
 一方で、エントロピーを低下させ続けたら、結局のところ、地球は死の星になってしまうよなあ。


 「現在生きている人間は二人しか知らない」というエリンギの言葉からすれば、金沢も、石井も、生き延びられなかったのかね。写真の日付を見ると、1話あたり、数ヶ月時間がたっているようだし。


 チトとユーリが旅に出た経緯も、結局、よくわからないなあ。数年前まで、ある程度の人間がいて、戦争やっていたのに、今や、都市には、他に人間がいないと。何が起きたのだろうか。


 しょっぱなの、暗闇の中をさまよう話。閉所恐怖症のわたしには、けっこうホラー…
 あとは、「雨音」の回の、雨だれの音が音楽になるエピソード、「生命」の回の生き残ってきた大型機械を破壊する時の切なさなどが印象的。
 そういえば、養殖施設で生産されている魚、内臓が見当たらなかったけど、あれ、やはり、肉が取りやすいように品種改良された結果なのだろうか。あと、直火で焼いたら、生焼けなんじゃなかろうか。