「細川コレクション4:細川家の名刀と肥後鐔の美」

 これは、別棟の細川コレクション展示室の展示。時間が遅くなって、ばたばたと。
 うーむ、昔っからそうなんだけど、刀の様式の違いとか、美というのが、いまいち分からない。美術館で展示されているのを見るだけだと、刀身の厚みみたいなのが、ピンとこないのもあるし。
 個人的には、片っ端から科学的な成分分析をやったら、どうなるんだろうなといったあたりに興味が行くが。探せば、そういう研究もあるのかな。


 出展リストを見ると、永青文庫所蔵の刀に、出水神社の所蔵品、それに熊本県関係の銘が刻まれた赤羽刀という構成。
 アメリカ軍に接収されて、来歴が分からなくなった赤羽刀の罪深さ。つーか、ほんと、どういう扱いしていたのだろうなあ。→赤羽刀 - Wikipedia


 肥後鐔は、細工の細かさとか、デザインとかで、基準が分かりやすい。


 奥の展示室の、蒔絵が施された馬具や陣道具が興味深い。
 藩主用の馬具の豪華さ。きっちり使っていたらしい、漆の摩耗なんかがいいなあ。
 あと、采配や陣太鼓、ホラ貝など。あれだけ大きい巻貝、どこから入手していたのだろうか。あと、采配のふさふさ、和紙の細切りをつけるのかとか。