横井小楠の福井時代をメインとした展示。熊本だと、割と冷遇を受けている感じだけど、福井だと、藩主の信任を得て、政治的危機の収拾や方針設定などで、活躍しているのだな。松平春嶽の政治的敗退後、方針をめぐって決別。しかし、その後も、手紙のやり取りや経済的援助といった関係が続いた。
つーか、小楠の思想への熱狂っぷりが印象的だな。
つーか、幕末明治初年の思潮における、横井小楠の位置づけをよく知らないから、展示を見ても、ほへー以上の感想が出てこない。
小楠の所持品の展示が興味深かった。器に凝っていたとか、刀剣収集趣味とか。高価そうな酒器なんかがあって、アレで酒飲んだりしていたのかあ、と。
あと、暗殺されたときに所持していた短刀に、刃を打ち合わせたらしい切れ込みがあるのが、生々しい。