ももせたまみ『先生のお時間 1~4』

 取り出しやすいところに移動させたので、何年かぶりに目を通す。つーか、手持ちの四コマ漫画の中でも、最古参なんだよなあ。これをきっかけに、四コマを読むようになった気が。
 しかし、うーん、内容をまとめにくい。やたらとちっこい国語教師鈴木みかと、彼女が担任するクラスのメンバーたちが、下ネタを連呼する日常。みか先生が小ささをいじられまくるお話と言ったところか。12巻という、かなりの長期間の間、ずっと同じような雰囲気を続けられたと言うのがすごいなあ。絵柄は、特に前半、激変しているけど。
 そういば、7巻までは、ISBNが10桁の時代だったのか…
 以下、一巻ごとに。

ももせたまみせんせいのお時間 1』

せんせいのお時間 1 (バンブー・コミックス)

せんせいのお時間 1 (バンブー・コミックス)

 一冊目。みか先生が新任で、担任に。最初のころは、さすがにキャラが固まっていないな。男子連中は、あまり変わらない感じだけど、女性陣はずいぶん、キャラが変わった感じ。特に、小林は、「コギャル」から、便利使いできる節制できない女子に変わった感。つーか、コギャルって、90年代後半限定の存在だったのか。北川も、みか先生大好きっぷりがまだおとなしい。富永のドSキャラも、時たま発揮されるだけという。
 工藤の同性愛ネタは、めちゃくちゃ飛ばしてるなあ。
 そういえば、この巻に限って、体育祭や文化祭の後に打ち上げでお酒飲んだようなエピソードがあるけど、その後出てこないのは自主規制なのだろうか。学校に、二日酔いで出てくるのもどうかと思うが…
 高校生の飲酒がネット経由で炎上しまくったのって、いつ頃だったっけ。

ももせたまみせんせいのお時間 2』

せんせいのお時間 2 (バンブー・コミックス)

せんせいのお時間 2 (バンブー・コミックス)

 冒頭の厚底靴のエピソードが印象に残るなあ。アレって、膝に来るのか。重そうだしなあ。
 そして、関が女装に目覚める。体育祭の男女コスチューム入れ替えがきっかけだったのか。「美しくなってリベンジ」が際限なくエスカレートしていって、女装が基本に。この巻だけで、一気に進んだな。女子制服を着てくるようになったり。最初のほうは、ネタ的な女装だったのに。
 あと、みか先生の体力、20代後半でそれは、かなりやばくないかw
 いや、私もうつ病で何年か寝込んだ後は、みか先生みたいな体力になったわけだが。逆に言えば、病気もせずにその体力は。運動音痴ネタは、私もそうだから、非常に共感するところではあるのだがw

ももせたまみせんせいのお時間 3』

せんせいのお時間 3 (バンブー・コミックス)

せんせいのお時間 3 (バンブー・コミックス)

 ここいらから、だいたい話がパターン化してくる感じか。サザエさん時空で、季節ネタをきっちり入れていくのは大変そうだなあ。夏休みとか、テストとか。体育祭と文化祭は、いまのところ、全巻出てるな。
 マラソン大会と鎌倉遠足が、今回独自。遠足系の出かける行事は、作者的にもやりやすいのだろうなあ。
 あとは、卒業式の司会をやることになったみか先生。微妙に上昇志向なところが、かわいい。ついでに、微妙な完璧主義加減。


 セーラー服みか先生が、めちゃくちゃかわいいのだが。キャラ的に、ありえない光景だけど…


ももせたまみせんせいのお時間 4』

せんせいのお時間 4 (バンブー・コミックス)

せんせいのお時間 4 (バンブー・コミックス)

 関の女装が、レベルアップして、自分で洋服作るようになっている。洋服作るのって、なかなか大変なんだよなあ。
 この巻は、お出かけネタ多め。林間学校に、お花見に、遊園地に、海水浴。みか先生、ものすごく乗せやすい人だなあ。
 あとは、産休の代理の体育の先生とか、教育実習の堀先生とか、ゲストキャラ多し。


 スキップすると転けるみか先生が、かわいい。


 文化祭は、白雪姫。王子が末武で、白雪姫が工藤。工藤の白雪姫に嫉妬する女王様役の関が、楽しい。つーか、素で嫉妬しているのがw