伝統工芸館でやっている企画展。1月からやっていたが、割とギリギリで。今週いっぱい。
伝統工芸館が収蔵する伝統的郷土玩具を展示している。土人形に、キジ馬に、凧に、コマに、宇土張り子に、木の葉猿に。熊本県のものを中心に、九州各県、さらに、一部は九州外の地域のものまで。
こうしてみると、いろいろなものがあるのだな。そして、微妙に、見ていて、遊び方がわからない。あと、出品リストがあるとうれしかったかなあ。
キジ馬のバラエティの多さがおもしろい。キジ馬と言えば人吉スタイルしか知らなかったが、北九州にもキジ馬があって、微妙にスタイルが違うのだな。人吉スタイルは、断面が三角で、二輪。対して、三池のきじ車は、四輪で、背中に俵背負ってたり、半円形の部分があったり。隈府のきじ車は四輪の親子状、伊倉のは形は人吉っぽいけど、親子。熊本市内谷尾崎のキジ車は、親子で尾羽がピンと立っていたり。いろいろと意匠を凝らしてあるんだなあ。
検索してみると、ちょこちょこネット上にも情報があるな。
ja.wikipedia.org
washimo-web.jp
museum.city.fukuoka.jp
あとは、土人形が各地の名産品として広がっているのだな。型で成形して、低温で素焼き。その後、胡粉で彩色。これ、どの程度の焼き方をしているのだろうか。表面処理を現在の樹脂でできるなら、今風のフィギュアも作れそうだけど。焼くと収縮するから難しいかな。
大正とか、昭和初年の墨書つきの作品が多かったのも印象的。土人形は飾るものって感じがする。
ja.wikipedia.org
あとは、うそ替えのうそとか。
木製の玩具は、子供が扱ってもなんとかなりそうだし、そんな感じで副業的に作っているっぽいものがあるけど、土人形とか張り子は、子供の蛮用には耐えられそうにないなあ。
kumamotokougeikan2.otemo-yan.net