図書館休館

 一夜明けたら、県立、市立両方の図書館だの博物館だのが、休館しまくっている。教育委員会が直接運営している施設は、片っ端から休館のようだ。要請すげーな。
 県の施設が15日までと明確なのに対して、市の施設は「当面の間」と方針が違うのがご愛敬。
 とりあえず、二つの図書館から借りまくって、返却期限のやりくりに苦労していたので、本の返却期限が延びるのはありがたい。
 図書館のホームページを見ると、開館カレンダーの変更なんかはまだで、バタバタしているなあという感じ。


 しかし、学校の臨時休校という大見得を切って見せたのに、大反発を喰らって、「地域で柔軟に判断を」なんて、微妙に腰が砕けるあたりが、安倍の扇動政治家としての才能の無さを示しているなあ。練られていない策であることを自分で露呈してしまっているじゃん。
 北海道知事のほうが、扇動政治家としての才能は勝っている感じだなあ。
 あるいは、政治家としての力量の衰えか。


 どっかのテレビで、官邸の幹部が「走りながらやるしかない」と漏らしたなんてのを聞いたが、国内感染者がでてから1ヶ月の猶予期間があったのに、まったく対処を取っていなかったことを示しているなあ。その時間の浪費は、もう取り戻せない質のもの。


 人の集まる場所から人を遠ざけるという点で、学校の臨時休校という手段はまったく無意味ではない。が、今のところ、主な媒介者である大人や病院の対処をセットにしないと意味がない。むしろ、唐突な動きで人の動きが変わって、新型コロナ対応をより難しくするのではないだろうか。
 あとは、子育て世代への負担、学校現場への負担の大きさ。臨時休校にするなら、単位の認定なんかはどうするか、あらかじめ考えておくべき事だった。数週間の準備期間を作っているならともかく、3日じゃなあ。


 しかし、今回の新型コロナ、公衆衛生事故の連続じゃね。中国の各地の封鎖は、経済的なダメージや人権侵害も含めて、病気そのものよりも破壊力を発揮していそうだし、イタリアも家庭の食料が払底するとか事故そのもの。
 日本も、今度の学校閉鎖やイベント自粛、ダイヤモンドプリンセスの対応なんかは、割と事故な感じ。


 北海道のじわじわと広がっている感染が、今後の二週間でどうなるかが鍵なんだろうなあ。
 というか、現状、覚悟していたより広がっていない感じがする。


 そういえば、今日、微妙に喉が痛かったりするんだよね…