『モデルグラフィックス』2020/1号

モデルグラフィックス 2020年 01 月号

モデルグラフィックス 2020年 01 月号

  • 発売日: 2019/11/25
  • メディア: 雑誌
 特集は、一年戦争で製造されたガンダムの紹介。なんかいっぱいあるなあ。1-7号機、アレックス、陸戦用ガンダム、ピクシーなどなど。個人的には、背中にゴテゴテつける系のデザインは食傷気味。
 とりあえず、アレックスがかっこいいです。こちらも、わざわざ足を伸ばすアレンジが必要なのかという感じはあるが…
 つーか、マスターグレードガンダムって、もうバージョン3なんて出てるのか。ガンダムVer.3が5000円、アレックスが6000円強。初期のMGからすると、倍の値段か。大きさもあるし、おいそれとは買えないなあ。


 新製品レビューのペーネロペー、でかいな。νガンダムとの比較写真にビビる。HGで、7000円って…
 しかし、バッドエンド確定の物語かあ…


 スケールキットでは、キネティックの1/48F-104、世界一周の途上で日本にも立ち寄ったシルバー・スピットファイア、タコム1/35ポーランドの試作ステルス戦車、モンモデル1/35ロシアの自走式対空システムパーンツィリS1、1/700重巡熊野、他に車二種。
 F-104は新しいだけにハセガワのよりパーツの合いが良い。あとは好み、と。
 シルバー・スピットファイアは、実機取材レポと作例。実機、近づいて撮ると、枕頭鋲で少ししわが寄っている外観が見えておもしろい。長距離飛行用に、あちこちに燃料タンクが増設されていて、相応に外観が変わっているので、改造ポイントが多いとか。
 パーンツィリS1、かっこいいけど、私には作れる気がしない。つーか、1万9000円のキットとか、手が出ないわ。しかし、この8輪オフロードトラックの車台だけで、こう、いいですねえ。

岡田ださく「世界の駄っ作機:アヴィア57、アヴィア156」

 戦間期チェコスロバキア、アヴィア社が制作した民間用航空機の惨憺たる失敗。どっちも強度不足かつ飛行特性がおかしい。さらに、同じ日に墜落してしまう。あかん。
 その前の機体も振動が激しかったというし、設計主任のネベサル博士の設計センスがアレだったのかねえ。アメリカに留学して、金属構造などの最新技術を学んできたというが。絵で見ると、けっこうかっこいい飛行機なんだけどねえ。

岩重多四郎「世界の舷窓から」

 今回は、大西洋の大戦護衛をテーマということで、最初の護衛空母オーダシティとイギリスの護衛艦艇の不足を補ったアメリカの旧式駆逐艦フラッシュデッカータイプの長距離護衛改修型スタンレイを制作。
 護衛する艦艇も、哨戒する航空機も不足だったが、開戦前から準備は進めていた、と。1941年のHG76の戦い。潜水艦を4隻沈める一方で、イギリス側もオーダシティと護衛艦艇三隻を撃沈される激闘。それでも、商船は比較的損害が少なく乗り切ることができて、護衛空母の効果は実証されたという。