- 作者:可歌まと
- 発売日: 2019/10/04
- メディア: コミック
- 作者:可歌 まと
- 発売日: 2020/05/01
- メディア: コミック
あと、少女漫画の文法を忘れているのか、最初はなかなか頭に内容が入ってこなかった。
隕石が落下して以来、「マジャポン」と呼ばれる生命エネルギーを吸い取る怪物が現れるようになった白鳥市。マジャポンを退治し、「災厄」が目覚めるのを防ぐため、ラピスラズリとパールの二人の魔法少女、それに対抗する「宝石の騎士」ヒスイ、黒曜石、石榴石たちがキラキラ活躍する中、一人異端の立場を取る魔法少女が。
OL兼業魔法少女ブラッディ・ルビーは、背景ストーリーに無頓着に、お仕事として人助けの魔法少女業に従事する。しかし、謎の魔法少年アレクが現れて以来、なにやら複雑な展開に…
見てしまったら放っておけないというのは、非常にわかりやすい行動原理だなあ。
アレクの「いるはずのない」とか、「今期の主役」といったセリフからすると、白鳥市そのものが書き割り世界だったりするのかねえ。そこでは、なんどか、魔法少女の戦いが繰り返されている、と。ダイヤモンドやエメラルド、サファイアといった格の高めの宝石を名乗るキャラがいなくて、ルビーがサポート役というのも、失敗を繰り返しているのかねえ。アレクの記憶の中に、手の中で消えるルビーというシーンがあるし。男子勢は、もう、宝石の域から外れかけているようなレベルだし。
アレク少年のほうは、アレクサンドライトの略称なのかねえ。彼も「宝石」と呼ばれているし。
一方で、普通の時には惹かれあう隣人同士というロミジュリ的な演出もあって、先が楽しみな作品。