魔女の旅々 第12話「ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語」 - ニコニコ動画


 十七人のイレイナさんの大会議…


 霧の中の、「あなたの願いをかなえる国」に、大金持ちになれますようにと言いながら入ったイレイナ。しかし、そこは、過去に訪れた場所が並ぶ場所であった。
 とりあえず、4話のミラロゼの城に入ったイレイナは、そこに隠れていた15人のイレイナと遭遇する。テンションの高いHighの魔女、アホの子、女の子大好き、胸にコンプレックスを抱く、ちょっとやさぐれてる、守銭奴厨二病、サヤ大好き、心に深い闇を抱える×3、外国人かぶれ、ゲル状、グール化、知的とヤバいのが山積み。
 彼女たちが、集まって隠れていたのは、もう一人、他のイレイナを襲う粗暴なイレイナが存在するためだった。「主人公」のイレイナは、その対策のトップを押し付けられてしまう。その腹いせに、玉座に座って、他のイレイナに探しに行けと命令するあたりは、イレイナさんらしいですね。


 そこに、襲撃してくるショートカットの「粗暴なイレイナ」。彼女は、時計郷ロストルフで、セレナとエステルの悲劇に直面し、気力を失い、人形の国の切り裂き魔にもなすがままだった。そして、脳天気な旅をしてきた他の自分を消し、自分自身も傷つけようとしていた。
 しかし、他のイレイナは、あっさりやられすぎじゃ。「主人公のイレイナ」と「粗暴なイレイナ」のガチバトルに。
 結局、同じイレイナであるため、決着が付かず、魔力切れになってしまう。力尽きるまで戦ったあげく、和解って、肉体言語というか、スポ根というか。
 そこで、「主人公のイレイナ」は、選ばなかった道を選んだ、別の可能性を体現した他のイレイナと出会いたかったという「願い」を語る。そうやって、語り合い、傷を癒やすこととなり、みんなでそれぞれの日記を回し読み。「ニケの冒険譚」を超える本を書こうと提案する。そして、すったもんだの末に、本のタイトルが決まることに。


 寝る前の、ベッドシーンが、こう、エロいですね。いや、ちゃんと寝間着着てるのは分かっているけど。ピロートーク感がすごい。ロングとショートの銀髪贅沢盛り感。
 つーか、目の隈が消えた「粗暴なイレイナ」、めっちゃかわいいのですが。







 そして、目を覚ますと、青空の草原で寝ていたイレイナさん。結局、夢オチなのか、そうじゃないのか。
 最終回にも、「そう、わたしです」ノルマが達成されているのがいいなあ。


 Cパートでは、2期への予告編というか、旅はまだまだ続くよ的なお話が。
 市場の街で、日記を書きながら歩く少女、アムネシアとぶつかったイレイナさん。持ち物が散乱して、互いの本を取り違えてしまう。そこから始まる物語か。


 前回が最終回っぽくて、どう、オチを付けるのかなと思ったが、なかなかいい感じの締め方だった。他の可能性か。
 あと、結局、キャストが一人22役というのが、すごいなあ。


 今週のイレイナさん。






























 他のイレイナさんたち。Highの魔女がw