邪竜アイシャザックを倒し、不老不死となった勇者の一人コガネは、反逆罪の濡れ衣をかけられ幽閉されてしまった。それから500年。思い人の王女の子孫にして、アイシャザックの生まれ変わりによって解放された彼は、同じく不老不死となっているはずの仲間たちを探し求めて旅に出る。
第一巻は、唯一存在が明らかになっていた「聖女」ミルのもとへ。彼女はシルダリ教国のトップとして500年君臨していたが、今は、超古代の遺産に閉じ込められていた。コガネとアイシャは、彼女を救い出し、一方で、シルダリ教国に聖女なき時代を強いることになる。
とりあえず、ミルさんかわいい。
2巻は、他のメンバーの足跡を求めて向かった東の島国ホウライを舞台にして。排外主義の強い地域で、行きがかりから小国の王位をえたコガネたちは、ホウライの社会で力を得て情報を得ようと活動することになる。東の国々と戦争を繰り広げていく中、残った5人のうち、二人はこの世を去り、二人は異世界へ旅立ち、一人は裏で活動し、竜の力を受け継いだ娘が一人。そして、ホウライの各所に封じられたアイシャザックの遺体、卵、そして不明のなにかという三封印の存在を知る。
いろいろと語り残しているから、続きが欲しいところだが。もう一つの封印は何だとか、ネハンとナズニアが向かった「仙界」がどんなところかとか。
墨盾って、片っ方しか使ってないと無双の盾だけど、普及したら使いにくそうな技術だよなあ。
