堅山南風展

 初日に見に行っていたけど、そのままズルズルと放置してしまった。備忘録メモ。
 とりあえず、あんまり好みじゃないかなあ。そもそも、戦後日本画自体を良く知らないのだけど。とりあえず、肥後椿を題材にした比較的大型の作品二点が好みだった。あとは、天井画のやたらデカい竜の下絵はさすがの迫力。太い線を筆で書くのは大変そうだなあ。なんか、師匠の奥さんから秘蔵の墨を譲り受けて描いたというエピソードが、展示パネルで紹介されていたけど。
 熊本市出身ということで、公共施設や県内企業が所蔵する作品が多いのが印象的。熊日肥後銀行RKKなどから出品。特に、肥後銀行は大作が4点並んでいた。母校の壺川小学校と後藤是山記念館から多数出品されているのが印象的。前者は本人と遺族が寄贈した作品・身の回り品と卒業生が寄贈した魚や花のスケッチ類。とにかくいっぱい。後者は是山が編集していた雑誌の表紙の原画が多数、手元に残っていたようだ。ふんわりタッチで、こちらの方が他の絵よりも好みかも。
 インドやタヒチに旅行に行って描いた作品は、他と雰囲気が違いのも印象的。