肥後の里山ギャラリー「「熊本の現代作家展Ⅴ:中村賢次展:伝統と挑戦」

 崇城大学日本画の先生の展覧会。熊本の現代作家を紹介する展示シリーズの5番目だそうで。抽象画も具象画もやる人だけど、基本的には抽象寄りの感じがする。2015年から17年にかけて制作された阿蘇の噴火を題材にした作品も、現実の大規模な噴火を題材にしつつ、そこから自分の世界に入っているし。
 「噴煙」「弦煙」「煙籟」の三作品が、阿蘇噴火関係として出品されているが、テクスチャー感がいいなあ。


 暗めの色使いの作品が多いけど、花鳥画や抽象画の「春夏秋冬」などは、対照的にカラフルな色使い。「肥後六花図屏風」が個人的に好き。