熊本市現代美術館「CAMKコレクション展:地面から」

 タイトルの通り、熊本市現代美術館のコレクションを蔵出しする展示。撮影禁止で写真なし。


 とりあえず、須田悦弘「雑草」のインパクトが強い。展示のキャンプションがあるのに、作品が見当たらなくて、どうなってるんだと思っていたら、非常出口の階段の端っこに小さな枝というか、雑草の作品が。2-3センチ程度の高さ?
 見つけるまでに時間がかかってしまった。


 田代順七「阿蘇」はほどよい抽象度の風景画。


 宮井正樹「Flowers」はインクジェットプリントで描かれた写真なのか、絵画なのか判じかねる作品。写真だったとしても、凹凸の多い紙に印刷すると、ずいぶん絵画的な印象になるんだな。


 江田豊「地影」は、赤が印象に残る。マグマをのぞき込んでいるような、そういう感じの作品。


 マリーナ・アブラモヴィッチ「Shoes for Departure」は、水晶の大きな結晶をくりぬいて、靴状にした物。形としては、確かに靴と認識できる感じだけど、これ、重さどのくらいあるんだろうなあ。というか、元の原石がいくら位したんだろう。透明度が低かったから、それほど高くもなかったのかな…