御船町恐竜博物館の「恐竜の脳力」展を見るために、御船までお出かけ。
10:52分に水前寺公園前出発のバスに間に合ったので、いつもより早い時間に御船行き。産交バスの御船行きは、沼山津経由で、益城町や御船町の丘陵地帯の集落を結ぶルートのため、高低差があったり、狭い曲がりくねった道を通るのが楽しい。橋や狭い道を通るたびに、ガツンとショックがあるのがいい感じ。特に髙木集落から片志和集落の区間は、狭い道を長時間下るのが印象的。
バス停が御船町恐竜博物館からちょっと遠いのが欠点か。
恐竜博物館。今回は、頭蓋骨内の空洞から、恐竜の脳について迫るわけだが、哺乳類基準で見るとめちゃくちゃ小さいのが印象的。
常設展は、軽く通り過ぎた程度。毎度のことながら、いっぱい骨格があって、迫力ある。

常設展示室の入り口前には、ニュース的に新発見の標本が紹介されている。
最初は、八代の白亜紀前期の地層、川口層から発見された、約1億3300万年まえの恐竜の肋骨の一部。ここから同定するのは難しそうだけど、とりあえず、国内最古級の恐竜の化石が出ることは分かった、と。
御船層群から産出した新種のクモヒトデ化石。1985年に御船層群の下層部(9000万年前)から発見されていた化石が研究の結果、新種と判明。ステゴフィウラ属の化石としては最古なのだそうだ。

御船層群上部層から卵殻化石が2点発見。東アジアの海岸沿いでも繁殖していたことが分かった、と。「スタリコウーリサス卵科」の「ロイドウーリサス属」に類似したとのことだが、卵の殻で分類されているということなのかな。

恐竜進化大行進。






階段下に、なぜか二体の骨格が隠れるように展示されていた。右の角竜がカスモサウルス、左の獣脚類はアルシャサウルス。

その後は、御船町中心部をてくてく歩く。炎天下に、歩きは、暑いは、機動力はないわできつい。とりあえず、県道104号線沿いの郊外型店舗群を冷やかして、その後、御船川を渡って、かつての御船町の中心部へ。ぐるっと一周して元の場所に戻った感じ。
我が家の近くにないホームワイドを覗いて、在庫が切れてた自転車の虫ゴムをゲット。お昼をリブホーム御船店のヒライで食べるかどうか迷ったあげく、地元のお店が良いよねと思って見送ったら、なかなか開いている店がなくて、お昼を食べ損ねるところだった。
あと、賛否両論という噂の薄皮たまごぱんを見つけたけど、何時間も炎天下で持ち歩くのは嫌だなあということで、こちらも見送り。つーか、熊本市内のスーパーで見かけないのだけれど。
思い出橋を渡って、旧市街をてくてく。お昼は、土蔵の建物をリノベーションした「土蔵Cafe タイガーカブ」で。明治20年に酒屋として作られ、その後、昭和57年にオートバイ販売店、そして現在は喫茶店になった歴史ある土蔵の建物。土壁の下地が見えるようにしてあったり、バイクが展示されているを見ながらのお食事もなかなか乙なもの。梁が立派だった。

街なかギャラリーなども見たかったのだが、バスの時間が迫ってきたので、そのまま御船橋を渡って北上。1時間に一本だと、時間を潰せないと、なかなか厳しい。
帰りは熊本バスで六嘉方面で戻る。自転車置いていないなら、田迎ルートで帰還もありか。
思い出橋のたもとから御船川。

御船橋のたもとに竹製の恐竜骨格が。

御船橋北詰から飯田山を望む。一瞬、あらこんな近くに金峰山と思ったけど、意外と似た感じの山だから、高さ比べなんかしたのね。
