24年10月に読んだなろう小説

王都の行き止まりカフェ『隠れ家』~うっかり魔法使いになった私の店に筆頭文官様がくつろぎに来ます~
 末期癌で余命幾ばくもなかった女性が、祖母に異世界に飛ばされるお話。魔法の知識を注入されて、異世界で料理屋を開いて生活していくうちに、獣人たちと仲良くなったり、騒ぎに巻き込まれたり。彼氏ができたり。
 そのうち、疫病に大量のポーションを供給したりして、注目をうける存在に。それに対して、異世界への転移魔法を身につけて、いつでも逃げられる態勢を作ると同時に、里帰りと祖母との再会を果たす。


この誓いを違えぬと
 間違え続けたブランシャール大公。
 三度の繰り返しのなかで、ついに国王ジェイクを見捨てたカサンドラ。結局、なんだかんだ言ってジェイクが守れなかったのは確かだしなあ。そして、三度目でジェイクを捨てた後の幸せ。


愛しているは、もういらない。
 アレッサンドロの「愛」が安いなあ。浮気したあげく、婚約破棄されたら縋ってくるとか。
 Aルートではヤンデレに取り込まれて、Bルートでは幼い頃の婚約者候補と再会。


この国に聖女はいない
 聖女ムーヴで妹を愛している振りをしながら、憎い妹を地獄に叩き込む主人公。皇太子との番なのに、誘導されて他の男と交わったことで匂いを失った。妹のほうは感知できるから、地獄だな。


婚約者は王女殿下のほうがお好きなようなので、私はお手紙を書くことにしました。
 婚約者放りっぱなしなので婚約破棄したら、隣国の大公親子といい仲に。Aルートでは、父親世代の大公殿下に見初められて、息子は追いやられモード。Bルートでは息子のほうのフラグが建って、イチャイチャ。
 というか、「白薔薇」レナート君の運命がルートで相当違うな。


お覚悟ください旦那さま。あなたが隠す真実の愛、応援させていただきます!
 なんか、いろいろとすごい。モヒカン耐性カンストの主人公w
 というか、ヤクザ?


わたしを殺したのは、わたし
 悪役令嬢呼ばわりされた令嬢が、王家秘伝の眠るように死ねる毒の話を聞いて、それを作らせて自殺するお話。まあ、幼馴染みによって、眠り続ける薬に変えられていたわけだが。この事件によって、王太子、主人公、幼馴染み、それぞれが行動を変えていくお話。
 つーか、留学生の脳みそがお花畑過ぎてすごい。


婚約者が見知らぬ女性と部屋に入るのを見てしまいました。
 すごいショック療法だなあ。
 お見合いの段階からすれ違っていた、2人。ある時、男の方が女性と遭っているのを目撃してしまう。彼女は、お飾りでもいいと言うが、実は遭ってた女性は異母妹で…


婚約者が魅了魔法にかかったので別れました。むかつくので復讐してもいいですか?
 魅了魔法がらみのエピソードよりも、王子とイチャイチャイチャイチャするほうが長いw
 クッキーが怪しいと魅了魔法を疑った結果、王子に目を付けられることに。徐々に距離感が縮まって。王子の執着が強いなあ。途中、他国の王女がお邪魔してくるけど、あっさりと退けられる。


散財系悪役令嬢に転生したので、パーッとお金を使って断罪されるつもりだったのに、周囲の様子がおかしい
 乙女ゲームの悪役令嬢であることを知った孤独な令嬢が、人のために「散財」するようになって、周囲から好かれまくるお話。「ヒロイン」はサクッと路線変更して、スローライフへ。
 婚約者の王子は、お見舞いに行って、行動原理を知ってしまったのね。
 決め台詞「私を誰だとお思い? スカーレット・デヴォンシャーですわよ!」の使い方が良いなあ。


聖女の私が魔女であることを護衛である聖騎士にバレてしまった
 永遠に生きる魔女が、養い子に騙されて聖女をやらされていたけど、聖騎士にバレても大丈夫だった話。というか、「帝国」が腐ってるなあ。というか、敵に回してはいけない存在を敵に回した皇帝。


初恋に見切りをつけたら「氷の騎士」が手ぐすね引いて待っていた~それは非常に重い愛でした~
 10年間、美少女に告白される特別感を維持するために、告白を袖にし続けた男の末路。さすがにねえ。で、捨てられてから縋る…
 で、主人公のほうは一世一代の告白が不発に終わった後、心の整理を付けようとしたところで、手ぐすね引いて待っていた男に捕まる。相性は、こっちの方が良かった感じだな。


モブ令嬢は王太子を突き落とす
 「ヒロイン」が出会いイベントで殴り殺される展開…
 というか、王太子がアレ過ぎた。そして、巻き込まれただけの主人公。社会的に抹殺されて、閉じ込め執着愛か。


とある王女の離縁、そして再婚。
 ビゴットの壊れっぷりがすごいなあ。王女を妻としていながら、騎士としての忠誠しか捧げず、離縁。しかし、新たな縁談の後、追っかけてくるとか。最後は、「忠誠を捧げる」リーリエにトドメを刺されて、後悔しながら刑死。
 一方、本人は新たな縁談を受けて、幸せになる、と。


この婚約への不満
 貧乏侯爵家と富裕な男爵家の政略結婚、姉が嫌がって駆け落ち。で、侯爵家ならどっちでもいいと妹であるクロエが代わりに婚約することに。男爵はアザがあって容姿に自信がないが、クロエは容姿よりも、代役であることが不満で…
 あとは、ずっとのろけカップルだな。姉は除籍か。


子どもに罪はない? そんなわけないだろう?
 二代続けて痴れ者を産んでしまった王家の末路。つーか、割と王妃がアレ。
 国の盾たる辺境伯の奥方を陵辱して、自死に至らしめてしまった王子。その、「罪の子」が王子として育てられるが、結局、同じ過ちを繰り返して、辺境伯家に見捨てられる。辺境伯家が退去した跡には、蛮族の略奪が横行。そこから暴動に発展して、王家転覆、と。
 エリオットの身勝手な思考がなかなかエグい。


当主の座を狙っていた? そんなわけないだろう?
 ルーファスさんは、割と真面目にレイモンドの環境を整えていたんだな。しかし、傲慢さで台無しに。というか、だいたいは母親のグロリアが悪いよなあ。面倒くさいことは全部やらないで、泣くだけなのか…
 そして、エリザベスがヤバいな。先天性魔力欠乏症からの吸血鬼化。遺体は焼かないと…


氷を溶かせなかったわたしへ
 主人公の伯爵令嬢は、共同研究者の男爵令息と幸せな結婚を。
 一方、遠回しにお前何様だと言われた「氷華の貴公子」は、その後モヤモヤ悩むことに。上位貴族狙いの下級貴族に引っかかった男扱いかあ。


けど、諦めきれなかった
 いろいろ諦めた女性が、聖女を引退した後に、愛し、愛される人を得たお話。


冤罪をでっち上げられた私は、誰にも話を聞いてもらえないのでもう何も喋りません! ~今は樹とおしゃべりするのが楽しいです~
 うーん、メリバサイドの真実の愛組改心エンドはちょっと納得いかないような。
 シャーロット周りの人物の酷さ加減が。そして、修道院に入った後のシャーロットの子供っぽさがなんとも。


魔物になった婚約者
 だいたい、王太子が悪い。というか、クズすぎる。アイシャとその母親の末路は気になること。


貴方を忘れられない私と彼女ばかりを見ている貴方。辛いのでもう終わりにします
 視線を集めていたローズマリーが、薬で視線を釘付けにして悦に入ると、なかなか業の深そうな性癖を。
 ずっと好きだった婚約者が、ずっと別の女を見ているので、振った公爵令嬢、幼馴染みの王子様に求婚されて幸せに。


婚約解消されるらしいですが、ずっと前からわかっていたので特に何とも思いません
 優秀と言われていた第一王子がサイコパスと判明し、婚約は解消、継承権も剥奪されたお話。
 それを知っていたのは、最初に気に入らないから、別の人探すよ宣言をされた婚約者のアナスタシアだけだった。それから、無気力に生きた女性が、第二王子にほだされるお話。


『素直に「心配している」と言えなくて妻を失った。』怨霊編、未来(転生)
 アーベンのサイコパス度がすごいなあ。短編から増量。子供の頃から罵って、人間関係を遮断して、怨霊をドン引きさせて、死してなお執着さし続ける。最悪度がカンスト
 というか、ルーリアリスの父親と王が諸悪の根源のような。
 生まれ変わって、幸せになってくれて?よかった。


義妹が婚約破棄された。その方が幸せになることを知っているので流したが、それ以上はさせないぜ!?
 王族がアホ過ぎる。魔狼の封印があるのに、自分の贅沢が優先とか。そして、主人公一味に瞬殺される魔狼…
 婚約破棄一味は狼に食われて、主人公は大事な義妹と結婚に成功。


騎士の浮気は当たり前~10年間浮気してた相手と別れた翌日妻に捨てられた俺の話~
 子育てに忙しい時期に、10年浮気に興じていた騎士が捨てられる話。
 後半は、ループの末に、妻は別の男と再婚しますエンド。浮気相手がヤンデレたり、それを辺境に連れて行って捨てたり。グレンの自己中さがすごいな。


義妹が婚約破棄された。その方が幸せになることを知っているので流したが、それ以上はさせないぜ!?(連載版)
 「人物史」という人の履歴と今後も読み取れる特殊魔法を身につけた主人公が、最愛の義妹を確保して、全体的によりマシな未来を確保するために奔走する話。
 王家のクズっぷりが加速しているな。強力な魔獣の封印の上に王城があるのに、王妃が贅沢のために必要な魔石を横領していた。で、封印が破れて、王城はほとんど全滅という。逃げ出した騎士見習いは正解だったな。で、一番マシなのが王城全滅という。
 死亡した国王の隠し子を「人物史」で見つけ出して、国王に据えて、最愛の義妹と結婚してめでたしめでたし、と。つーか、主人公の黒幕レベルが高いなあ。


王子殿下と五人の令嬢
 もっともらしいことを考えているようで、単なる自己正当化アホだった第二王子。一番外れを選んだ男。


契約王妃は、溺愛されない!
 ワーカホリック堅物と自由に行動したい王女の契約結婚。からの飲み友達、周囲からは溺愛夫婦状態に。最後、既成事実を作られそうになったことから、一歩踏み出すことに。


婚約破棄したようですが記憶喪失になりましたのでもう関わらないでください
 女たらしの婚約者に愛想を尽かしていた主人公セリーナは、向から婚約破棄を言い出してくれてこれ幸いと関係を切ることに成功。しかし、好事魔多しとばかりに馬車の事故で頭を打って記憶喪失になってしまう。
 その間に、義弟の大攻勢でセリーナを落とすことに成功。一方、元婚約者はよりを戻そうとして、ブチ切れられて追放されてしまう。


わたしにだけ見える不思議な数字はどうやら、好感度ではないようです
 それって、ヤンデレ度が見えてるんじゃ…
 刻一刻と深まっていく愛か。しかし、婚約者、不器用すぎないか…


悪役令嬢ってのはこうやるのよ
 いろいろと汚いこともやって来た芸能界の女帝が、悪役令嬢に転生。メンタルの弱い聖女を引きこもりに追い込み、王子の側近を追放、王太子の心を折って傀儡化。周りを主人公の手勢に囲まれたら、そりゃ、手も足も出ないわな。


不要少女を抱きしめる ~〝いらない子〟だった少女がちゃんと幸せを噛みしめるまでの短い話~
 親にネグレクトされ、異世界転移も「聖女」のオマケで、徹底的に「いらない子」と思い込んでいる少女が、義兄と相思相愛になって、自分がいろんな人に愛されていることを自覚するまで。
 真面目に頑張る子。あと、義兄のほうの生い立ちのヤバさも…


だってお姉さまが悪いんですもの!~お姉さま増量すぺしゃる~
 欲しがり妹かと持ったら、めちゃくちゃ趣味が悪いから、いろいろと取り上げていた妹。そこからいろいろと分岐。
 実は男性だった、TS、天然キャラ、ツンデレなど。


残念ですが、生贄になりたくないので逃げますね?
 レンデラ王国の腐りっぷりがすごいなあ。あと、竜人のほうも、自分たちの都合でホイホイ国制を変えるあたり、傲慢度高い。
 「生贄」としてなぶられる運命にあったアリー。しかし、隠されていた宝珠に封じ込められていた先祖の姉クレアの助言で、自身の運命を知らされた彼女は力を付け、竜人ラディの介入もあって、竜王国に身を寄せる。そこで、リディと改名した彼女は、自分が竜王の血族であることを知る。探していた竜王の弟を見つけた竜王国は、再び国を閉ざす。そして、リディは番を見つけて幸せになるお話。


妹よ、その侯爵家令息は間諜です ~家門を断罪された姉、のその後~
 実母の死後、弟を人質に密輸や脱税などの犯罪の片棒を担がされていた主人公は、義妹の婚約者が内偵捜査の間諜であることに気付く。捜査の前日に逃亡しようと試みるが、諸般の事情で当日に。で、途中で捜査隊に出会ってしまう。しかし、間諜のアランは、主人公シンシアが気になっていて、捜査後のシンシアを何くれと手助けしてくれて…
 互いの立場が難しい2人がくっつくまで。ラスト、ちょっと消化不良感があるけど…


不貞した夫なんて刺して当然でしょう?~離縁したので、これからは英雄として冒険します!~
 12歳の時に「光の剣」を抜いたが、魔王が現れず、いつまでも英雄候補状態で心がくさった男、フレッグ。その妻にされてしまった主人公ライラは、夫のパワハラに苦労し続ける日々だった。しかし、いつまでも「英雄」になれない夫が、魔族の誘惑に屈して魔王を自身に召喚してしまったことから、運命が変わる。光の剣と意思疎通ができるようになり、新たな主人と認められたライラは、フレッグを刺して、魔王を退治。自分が英雄になってしまうことに。
 で、四属性の魔王最弱を倒した後は、他の三魔王を倒す旅にでることに。その過程で信頼できる人を得て…


ふたり目のエリザベス
 迷走したあげく、収まるところに収まった感じか。
 なくなった先代侯爵と主人公の父親が結んだ婚約。しかし、すでに侯爵令息には同名の婚約者がいて。あとは、強引なアプローチで切れられるヒーローさんとか。


身代わり悪女の契約結婚~一年で離縁されましたが、元夫がなぜか私を探しているようです~
 態度の悪かった公爵と姉の夫がサクッと改心するのが微妙な気もするけど、助け合っていた姉妹が別離は幸せな結末じゃないしな。
 借金を残して両親が事故死したために、苦労することになった姉妹。支援してくれるトィート伯爵のために、話し相手になった姉。若くして亡くなった娘に寄せたら、悪女呼ばわりされる羽目になる。結婚のために、姉の代わりに妹が「悪女」のふりをして、さらに、支度金が豊富な訳あり公爵と結婚することに。
 で、契約の一年が終わって、姿を消した主人公。その後に、主人公リアナの真実が明らかになって、探し回る公爵。疫病の町に、2人とも救援に入っていて、再会。めでたしめでたしに。


家族と移住した先で隠しキャラ拾いました
 王太子に婚約破棄されて、隣国に家族を上げて移住した主人公。その移住先で伯父の国王から歓迎されて離宮に住むことに。そこで、真っ黒なウサギを拾うが、それが実は魔王の呪いを受けた王子だったことが判明。さらには、彼をモフモフしているうちに解呪に成功。聖女に任命されてしまう。
 で、元の国に結婚の許しを得るために戻ったら、本物の聖女を手放したくない国王と王太子からいろいろと言われるけど、無事独立を果たして。元の国の国王がクズだなあ。


公爵令嬢イリスをめぐるトラブル : シャノワール・王妃様の相談所
 親戚である隣国の王妃のもとで、貴族向けの恋愛相談室をやっている公爵令嬢イリス。隣国行きに付けられた特殊部隊の力も借りて、拗れた恋愛を解決に導いていく。と思ったら、王太子妃誘拐事件で隣国に潜入して破壊工作を行うことに。そこで、隣国が母国に介入を試みていることが明らかになって、イリスが隣国に逃避することになった経緯を回想していくことに。
 幼馴染みカップルのすれ違いに、いろいろな人間の離間策が入りこんで、第一王子をぶった切る展開に。で、過去の行き違いを整理して帰国。イリスをめぐるお話は、別の連載へ、と。