おがきちか『Landreaall 35』

Landreaall 35巻 (ZERO-SUMコミックス)

Landreaall 35巻 (ZERO-SUMコミックス)

 前巻末に、「危険種避け」のポーションを使ったら、巨大モンスターが現れたところで終わり。本書では、その答え合わせが。危険種が集まって大乱闘。擬装杭でかろうじて、攻撃を避けることに。乱闘の中で倒されそうな杭を、なんとか守ったDXが凄まじい。
 20層の不可侵モンスターから作られているため、それより下層では弱いモンスターにケンカを売られた気分になって逆効果になるという。
 凶悪な引きだった。


 ダンジョン脱出編も、混乱状態から抜け出して、いよいよDX一行の脱出を目指すアタックに。何度も危険な目に遭いつつ、なんとか切り抜けて30層まで上がる。まだまだ、道は遠いなあ。
 しかし、本当に運だけで切り抜けている感はあるなあ。最初のモンスター大乱闘、下手に攻撃すると爆発するクラウボトル、そして、あんまり毒が無くてよかったねの31層の幻覚キノコ。特に、一番最後が一番危なかったんじゃ。
 しかし、ゴリランドリオールって。最初、何が起ったのかと思ったw


 一方、いったん地上に戻った六甲とイオンは、いつよさんと合流して、探索部隊の斥候として、DXたちの救出作戦に参加。あとは、サー・ジャックの石化の話から、DXが最後の手段として、石化の毒を持ち歩いているのか。それが、どう、物語に関わってくるか。これだけ大きく出してきたからには、使わないで済みましたーとかいうことにはならなそうだけど。


 あとは、ダンジョンのデータを博捜して、DXたちを支援するメイアンディアたちのチーム。彼女たちの知識のサポートが地味に大きい。

石塚千尋『ふらいんぐうぃっち 9』

ふらいんぐうぃっち(9) (講談社コミックス)

ふらいんぐうぃっち(9) (講談社コミックス)

  • 作者:石塚 千尋
  • 発売日: 2020/06/09
  • メディア: コミック
 ここのところは、年に一冊というペースなのかな。
 相変わらずのドタバタな日常の中で、だんだんと世界が広がっていく。脱兎ルールを緩めて異界との交流を再開しようという方向性だったり、真琴自身が異界に足を踏み入れたり。
 あとは、ハマベー再登場&連絡可能に。準レギュラー化するのかな。


 人間の世界でお祭りの時は、異界でもお祭りか。そして、そこから持ち帰られたオオゲツヒメ米は仏様のお供えに。しかし、その米、めちゃくちゃ美味しいけど、オオゲツヒメの糞なんだよね…


 あとは、進化型マンドレイクのお話。つーか、真琴の部屋魔改造しまくっていたり、真琴を祀っていたり、凄すぎる。真琴の魔法で進化したのか。金盥が落ちてくるとか、また、懐かしいネタをw


 ジャンボパフェとか、武士の幽霊さんの日常生活とか…

涼しい

 一日雨。梅雨前線が南下したとおぼしく、一日涼しく。明日までは涼しいらしい。いったん南下したからには、しばらくしたら北上してダバダバ降るわけか。


 熊本は、一日、強風で横殴りの雨。まあ、それでも、降雨量はたいしたことなかったな。鹿児島方面でかなり降ったようだけど。

こんちき『おりたたぶ 1』

おりたたぶ(1) (講談社コミックス)

おりたたぶ(1) (講談社コミックス)

  • 作者:こんちき
  • 発売日: 2019/11/08
  • メディア: コミック
 東京に引っ越してきたばかりの主人公、ゆうみ。自転車で出かけるのが好きな彼女は、しかし、引っ越したばかりのアパートに駐輪場がないことに、引っ越してから気づいて失意に沈む。
 そこで、折り畳み自転車を駆る、もう一人の主人公、奈緒と出会い、折り畳み自転車に引き込まれていくことになる。


 ゆうみが自転車そのものも大事にするが、基本的には自転車で新しいモノに出会うことが好きな人物なのに対して、相方の奈緒が自転車で走ることが好きという対照性がいいなあ。
 私は、かなりゆうみ寄りで、自転車は、いろいろと観察するのと移動力の妥協という感じだけど。つーか、自転車の大事に仕方がすごいなあ。屋外におきっぱの人間としては。
 あと、A-Bike、乗り歩くのにめっちゃくちゃ、難しそう。


 ゆうみの楽しみ方に新鮮な驚きを覚えた奈緒は、ゆうみがピピッときた古い折り畳み自転車オールド・ダホンを譲って、遠乗りに誘うことになる。ゆうみちゃんは、絵描きで、絵画的な感受性が強いということなのかな。
 一話のラストからすると、仲間が増えて、行動範囲も広くなっていくということなのかな。


 私も、輪行用に折り畳み自転車が欲しいなあ。折り畳みで長距離を移動するつもりはないから、軽くて安くて安全な奴。安くても、乗っててボキッといっちゃ話にならないしなあ。

きさげカッター

 昨日、プラモ屋で調達した工具。とりあえず、いろいろと試してみたけど、接着剤をむにゅっとした盛り上がりやパーティングラインを削るのには、非常に便利。細かい面も細い刃先で削れるし、抉るように回せば接着剤の盛り上がりを消せる。エッジ部分もシャープにできて、ヤスリ作業を軽減できそう。
 ゲート処理には、結局、デザインナイフとヤスリが良さそう。塗装しないと、ゲートの処理がかなり問題なんだよな。塗装するなら、跡が残っても、平滑になれば良いし、どうしてもダメなら抉って、パテで埋めれば良いんだけど。
 いくつか動画を見てみたけど、鉛筆を持つように使うのが、削るには一番ちょうどいい感じかな。

【プラモ用品】凄!きさげカッターの使い方を紹介!【パーティングライン・ゲート処理など】DOYUSHA


 ただ、かなり削りかすが出て、風で飛んでいくから、夏場や風が強いときはマスク着用が必要かな。環境中にプラスチックの小片を放出してしまうんだよなあ…


 これで、接着剤で固定して、アクリルで塗装するプラモも、なんとかなるな。

人出回復

 梅雨のやみ間ということで、Landreeallの新刊確保に出撃。今日・明日くらいを逃すと、今度は来月二日くらいしか機会がなくなっちゃうんだよね。探し歩いたが、無事査収。アニメイトには、限定版しかなくて、ちょっと慌てた。
 いつもはそこまで行かないのだが、鶴屋東館の東急ハンズを久しぶりにのぞく。スマホ用望遠レンズ、実店舗で買えるのはここだけなのかなあ、熊本市内で。あとは、画材をちょこちょこチェック。アクリルガッシュとか、プラモ用の塗料の上からリキテックスのバーニッシュを筆塗りしたら、どうなるんだろう。そもそも、筆塗りでクリアコーティング自体が推奨されないようだが、スプレー缶もなかなか、飛散する粒子だの、溶剤だのできついので、飛散度が低い資材を使いたい。


 しかし、なんかめちゃくちゃ暑い。気温はそれほどでもないのだが、湿度が高いのかな。体に堪える。しかし、割と曇りがちだったせいか、自転車で移動する分には体力の消耗は少なかったかな。


 梅雨のやみ間の日曜日という条件もあったのだろうけど、もう、だいたい、人出は回復してきているな。いつもの土日の人出。市立図書館も、開館直後にはガラガラだったけど、来館者や図書の貸し出しも増えてきている感じ。なんか、二波がきたら、一気に蔓延しそうな感じはあるなあ。いや、マスク着用率が、かなり高まっているから、室内の飛沫濃度が高まらない可能性もあるけど。
 人間、つくづく、籠城戦には向いてない生き物なんだなあ。
 一方で、飲食店に関しては、まだ回復途上という感じかなあ。それなりに人が入っているけど、日曜の昼食時という条件を考えると、まだ、待ち時間は短くて済んでいる。普段なら、土日に下通周辺で食事しようとか思わないものなあ。


 あとは、100円ショップで模型用の道具を購入したり、プラモ屋に行ったり。塗装グリップとか、ぼかし筆に使えるアイライナーブラシとか、なかなかバカにできない道具が格安で入手できる。
 ここのところ、図書館で建築系の大判の本を借りているので、重かった。

川島宙次『民家のデザイン:日本編』

民家のデザイン [日本編]

民家のデザイン [日本編]

 伝統的な民家の細部のデザインを集成したディテール集。イラストをじっくり見ていったら、思った以上に時間がかかってしまった。しかも、特に草葺きの民家に関する知識が完全に欠如しているために、棟覆いとか、破風周りの処理や装飾がよく分からなくて、余計に読むのに時間がかかった。なんか、屋根の端っこなんかは、瓦葺きだと、鬼瓦なんかだけど、茅葺きなんかだと、盛り上げた凄い装飾があるんだな。
 しかし、「縄文」と「弥生」の対比みたいな怪しげな話がちょっと困る…


 全体は6章構成。
 第一章は屋根。茅葺きの民家では、構造的な弱点となる棟やその端部に着けられた水や風切りの部材が、装飾として派手に積み上がっていく。瓦葺きも、同じく頂部が雨漏りの危険があるため、かなり工夫して覆われていて、それが装飾も兼ねるようになっていく。鬼瓦も、鬼面の瓦って、意外に少ないのな。


 第二章は、外観。どっちかというと町家の細部デザインが採録されている感じ。卯建、格子、妻飾り、換気口の類い、なまこ壁に戸袋、手摺りに雨樋。あとは、室内と室外の境界的な建具類、障子や板戸も紹介される。
 しかし、こうしてみると、伝統的な民家って、あちこちがスッカスカに開いているのだ。虫もガンガン入ってくるだろうし、室内に蚊帳を釣る必要があったわけだ。


 第三章は、室内の設備。室内を仕切る欄間、囲炉裏や竈周り、衝立、家具、釘隠しに照明器具。


 第四章は土蔵。土蔵を構える家は、それなりに金のある家が多かったためか、窓や扉周り、内扉、その他諸々、ガッツリと装飾されているところが多い感じだな。そんなに装飾しなくても、外観に気を配っているというか。


 第五章は、商家の特徴である看板などの宣伝具類を紹介。屋根を貫いて、それだけに建築構造に密接な関係がある屋形看板、二階の壁に着けられたり、軒に吊される看板、突き出した看板、軒灯などなど。人を引きつけるためのさまざまな工夫が見られる。


 最後の第六章は、ドイツと日本の民家の比較。日本の民家が孤立した様式というわけではなく、全体構成で似たようなデザインになっているという。