予約が入って、貸出期限を延長できなかった本を返却に県立図書館まで。ついでに、スーパーで買い物したり、本屋に入ったり。
1時頃出かけた頃は風もそれほど強くなくて暖かいレベルだったんだけど、2時半頃帰ろうとしたときには、強い北風でめちゃくちゃ寒く。いよいよ寒波がやってくるか。
冷たい風で久しぶりに耳が痛くなる経験を。
なんか、テレビで見たご当地カップ麺がおもしろそうだったので、スーパーを物色。店の名前を出したカップ麺はいくつかあるんだなあ。ご当地カップ麺と言えるかどうかわからないけど。
そういえば、一時停止がある交差点で曲がってくるお年寄りが運転する自動車と遭遇したけど、こっちを向いて安全確認をしていたはずなのに、まったく私を無視して曲がってきやがった。認知能力が下がってる運転者、やべーな。
肥後の里山ギャラリー「熊本大学アートギャラリーサテライト展 Vol.1:熊大アートバンクセレクション作品」
熊大が持つ芸術作品の有効活用を目指す熊大アートバンクから、所蔵の作品を紹介する展覧会。だいたい、21世紀に入ってからの作品。
個人的には小材啓治「遺されしかたち」が一番好きかなあ。装飾古墳の人型をメインの題材にした油絵。レリーフ感が。
好みか好みじゃないかと言えば、あんまり好みではないが、展示室全体を見渡すと松永拓己「かたとき 花と踊る」が目を引きつける。なんだろうなあ。
あとは、二子石義之「ポール No.17」「骨のむきでた廃船」、田代晃三「ギター」、森田正孝「有明海・夕立」、堤啓一「霧の三池港」あたりが好みかな。
大学生の作品も10点ほど展示。「煌煌」と「君待ち時フライデイ」が印象に残る。
ミネラルマルシェに出撃
ちょくちょくやってるミネラルマルシェにお出かけ。本当は平日の昨日のうちに行きたかったのだけれど。まあ、今日のほうが天気が良くて、お出かけ日和ではあったな。
ミネラルマルシェ、基本的には宝石や結晶系のきれいな鉱物がメイン。化石をまとめて扱ってるところは5ヵ所あったかなあくらい。きれいな石をみるのも楽しいのだけれど、良し悪しも種類も分からないしなあ。ついでに、感心の割りに良いお値段がするのが。水晶とか、欲しいと言えば欲しかったけど、置き場所に困るしなあ。
とりあえず、ペーパーウェイト代わりになりそうな瑪瑙のジオードとUVライト、モササウルスの歯と中生代の牡蠣の仲間の化石を購入。化石も増やさない方向だったけど、どうしても気になってなあ。
お金と置き場所に困らなければ、蟹の化石が欲しかった。
その後は、サクラマチクマモトで昼食を確保して、花畑公園で食べて、肥後の里山ギャラリーの展示を見て、アニメイト行って、市立図書館に行って帰宅。まあ、軽めの作戦行動。
最近、土日は出歩かないようにしているのだが、アニメイトレジが混んでて、買い物する気分にならなかったな。あと、市立図書館で予定外の本を借りてしまった。読む時間が。
花畑公園。かつてと比べて、ずいぶん明るくなった感じ。とはいえ、石碑を全部撤去してしまったのはちょっとアレだと思う。
白川の明午橋、大甲橋間で、堤防のかさ上げ工事中。2012年の水害で大改造した後、さらに想定が引き上げられたのかな。カミソリ堤みたいなのが建設中。
電線。なんか、いい感じだったので。とはいえ、魅力を撮りきれてないなあ。
熊本県立美術館「美術館コレクション:”表情”でみる美術」
今回のテーマは「表情」。基本的には人物画の表情だけど、工芸品でも「表情」という言葉を使うことがあるということで、工芸品も並ぶ。
とりあえず、私自身は基本的に人物画にあんまり興味が無いんだなと再確認。
全体構成は、浮世絵、肖像画、歴史画、動物画、工芸品、人形、近代絵画の7部構成。今西コレクションと細川家関係の美術品の層の厚さが印象深い。
浮世絵にみる“表情”
最初のセクションは浮世絵。平安時代ほどではないが引目鉤鼻の皆同じように見える顔だが、その制約の中で、いろいろと仕草や服装などで感情を表すそうな。ほろ酔いの「桜下芸妓図」がちょっと顔を赤く染めて、服装味だれ気味、かなり酔ってる「楼上芸妓図」では足元が怪しいのを服を掻き上げている様で表現していたり。
「橋上群衆図」。隅田川の橋で花火の打ち上げを眺める人々を描いた図。いろいろな表情の人々が印象深い。
「美人目隠し達磨図」。ダルマさんが、どう見てもキャバクラかなんかで酔っ払ってるオッサンなんだがw
「松本幸四郎仁木弾正図」。かっこいい。
「歌妓恵以路図」。こういう、目をまともに描くのもあるのね。
「地獄図巻」。なんか、ユーモラスというか、いろいろとネタを出すのが大変そうな絵。
肖像画にみる“表情”
細川家関係の肖像画を中心に、江戸時代の人物像を紹介。寄託品が多くて、写真はあんまり撮れず。
「沢村大学像」が好きだなあ。あと、「細川重賢像」のこう、なんというか手加減が必要そうな感じが…
「雪舟像」。肥後藩御用絵師の矢野吉重が写した図。雪舟というと、こういう矢野派経由のイメージが強いな。
歴史画の“表情”
ここは、タイトルの通り近代の「歴史画」を表情の点から紹介。「六歌仙」のアンニュイな表情は確かに気になるところ。
高橋廣湖「裂封冊」。ガチギレ太閤。
動物の“表情”
ここは動物画パート。犬追物図屏風が迫力満点だけど、写真撮影禁止。
「白鷺図」。さすがに蟹さんがデカすぎのような。飲み込めなさそうw
「矮鶏図」。肥後藩の中老が、愛玩している矮鶏を描いて、誰かに贈った絵の模様。
材質が見せる“表情”
ここは、工芸品が見せる「表情」ということで、テーマに結びつけている。刀、陶磁器、増村益城の漆芸品、金屏風など。それぞれの風情を。
「刀 折返銘 国行」。相変わらず、刀はよく分からない。太刀を打刀に作り替えた物のようだ。
「象嵌草花文硯屏」。こういう象嵌陶器好き。
「白磁花型猪口」。さすが、藩窯だけにずいぶん薄い。網田焼。
「染付牡丹蝶文大徳利」。こちらは民窯化した後の網田焼。これはこれでいい感じ。
人形の“表情”
うむ、御所人形もあんまり興味が無いな…
御所人形、ひな人形、能面がこのセクション。あとは、平田郷陽の人形作品など。没年が新しい人は著作権上の問題か、撮影禁止。
20世紀に入ってからのひな壇飾り。細川護立の娘、敏子の初節句のために誂えられた物だそうな。人形は揃いで、飾りは専門店や三越で誂えたそうな。
「九曜紋唐草蒔絵雛調度」。猶姫の婚礼調度が形見分けで敏子に渡ったと伝えられるそうな。こういうミニチュア好き。
“表情”をよむ
熊本の近代洋画家の作品を中心に、様々な人物がを紹介。
個人的には大塚耕二「魚取名人の肖像」が好き。顔はアスキーアートみたいな表現だけど、全身でどやあといった感じの風情が。
県立美術館
天気がよく、温和な日々も今日までということで、県立美術館に出撃。「表情でみる美術」を見学。ジブリ展がはじまると混みそうだし。つーか、私が人物画に興味ないのが、再確認できてしまったなあ…
しかし、今日はあたたかいを通り越して、暑かったな。ジャンバーが荷物になっただけだった。結局、昼間はシャツ一枚でうろうろしていた。ホントに春の気温。
あとは、上通、下通で本屋を回ったり、東急ハンズに行ったり。そういえば、甲玉堂が店舗の建て替えで仮店舗移転中だった。
結局、アニメイト行っても、目当ての本が一冊手に入らず。通販かなあ。
歩き回って、けっこう疲れた。
明午橋定点観測。まだ、準備段階かな。
天守閣と宇土櫓。平櫓台横から見える宇土櫓が良い風情。
戌亥櫓と堀。櫓の撤去が終わって、基礎部分の運び出し中? もう、崩れた石垣は藪になりつつあるな。
県立美術館吹き抜けから。ジブリ展用の展示物が運び込まれて、展示準備中。
二の丸公園。わりと静かだった。
未申櫓周辺。ここ、よく使ってた道だけに、ゾッとするなあ…
馬具櫓台と百間長塀。つーか、馬具櫓のところの枡形のお向かいも、今にも石垣が崩れそうだなあ。