笠井潔『ヴァンパイヤー戦争 1:吸血神ヴァーオゥの復活』講談社文庫 2004 ISBN:4062747987

エロスとバイオレンス、超古代文明とオカルト。面白くはあるが、あまり好みではない作品。そもそもエロスとバイオレンス自体があまり好きでないうえに、展開にも違和感がある。前半は戦闘シーンが切れ目もなく続くテンションの高い展開だが、緩急がなくなんか疲れる。後半日本に舞台が移ってからの謎解きもうまく言えないが何か物足りない。最近のラノベのリズムと違うのが違和感の原因か。
次巻以降も買うかどうかは微妙。積読が山積みでなければ買いのほうなんだが。