- 作者: 小山田和夫
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 1997/10/01
- メディア: 単行本
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問題点としては、以下の2点。第一は、学習のためのインフラの問題。、本書に挙げられる各種文献が便利に利用できる場所は、古くからある大学の日本史研究室ぐらいだろうと思われる。。例えば、熊本の県立図書館でも大半が書庫に収まっていて、必要となるたびに請求するとすれば、その手間が非常に大きくなりなりそう。自分で買うにしても、とんでもなく金がかかるだろう。
第2に、オンライン情報について全く言及されていないこと。本書が出版された時期には、ほとんどの大学でインターネット環境の整備が進んでいたはずで、その利用法が全く言及されていないのは、片手落ちではないか。活字翻刻史料を探すときなどは、OPACの利用が一番早いだろう。また、電子テキストについての言及も欲しかった。
あと、内容とは関係ないことだが、この著者の方、えらく古めかしい文章を書くなと思った。著者略歴によれば、52歳だそうだが、それより一世代か二世代上と思っていただけに、少し驚いた。