- 作者: V.E.タラント,V.E. Tarrant,井原裕司
- 出版社/メーカー: 元就出版社
- 発売日: 1998/11/01
- メディア: 単行本
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イギリスの戦艦ウォースパイトの一生を記した本。
『戦艦大和』(ISBN:4062582694)を読んだときも感じたが、戦艦とはむやみに頑丈な代物だ。ジェットランド海戦の時、ウォースパイトは大小20発の砲弾を受けていたが、それでも中破どまりで、戦闘力を維持していたそうな。逆に、それだけ頑丈な戦艦が、航空攻撃に対しては意外に脆いのも印象的。
なかなかおもしろかったが、欲を言えば、「戦艦の日常」とも言うべき、訓練や出撃準備時についても、もう少しページを割いて欲しかった。読者の需要は少なかっただろうが。
追記:
口絵の写真を見直したが、第一次世界大戦時のウォースパイトはかっこいいねえ。第一次世界大戦の頃の戦艦は、どれもかっこいい。
それに比べると、近代化改装後のウォースパイトは不恰好になってしまって泣けてくる。