2007年を斬る: 著作権延長論に物申す:驕るな、クリエーター! 著作権保護は「創作から5年」で十分(情報元:カトゆー家断絶さん)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070121/117338/松本零次のうどん発言。著作物は複製が簡単にできるから、コントロール権が長期間にわたって与えられているのだから、スタートレックの複製装置のごとく簡単に「職人の手打ちうどん」が複製できるようになったら、それに対するコントロール権がうどん職人に与えられるかもしれないな。

つまり努力の面でも、自分が創造する価値への献身ぶりや熱意の面でも、「金のためじゃない、より良い仕事をしたいから、これを使う人に喜んでもらいたいから頑張るんだ」という意識の面でも、一般の人とアーティストや作家とは何の違いもない。働く人のほとんどは価値創造行為を行っており、いわゆる創作活動はその中の一部にすぎない。

もちろん、本当に著者の死後50年を超えて残るような作品はごくわずかで例外的だ、とシンポジウムで著作権者の人たち(いやそのごく一部だ。だってどんな人でも何か創作すれば著作権者だもの。鼻をかんだちり紙にすら著作権はあるのだ)も言っていた。まさにその通り。だったら、あらゆるものの著作権期間を延長するような愚かなまねはするべきじゃない。例外的なものは、例外的に対処するべきじゃないか。死後70年に延長したら、作品の多くは20年余計に死蔵されて腐ってしまうだけだ。例外的なものを守るために、その他すべての創作物の利用を犠牲にすべきだろうか?

全く持ってそのとおりとしか言いようがない。
まあ。保護が5年で充分だというのは、ちょっと言いすぎだと思うけど…