EP:科学に佇む心と身体さんが面白い

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いろいろと面白いトピックが目白押し。以下、それぞれメモ。

久高島の祭「イザイホウ」と、島の風葬が殺された顛末

芸術家の岡本太郎が、風葬の場所から祭の聖地にケガレを持ち込み、さらに写真を週刊誌に公表したのが直接的な原因だとか。無茶苦茶やるなあ。爆発している。
これは酷いとしか。日本国の外だったら、こんなことやったら殺されると思うぞ。

環境考古学ネタ

安田喜憲批判。
大学時代にレポートで農耕の起源やら都市の起源について調べた時に、この人が言うほど、人間と環境の関係は単純じゃないと思い知った。なんか、専門外に無神経に手を広げすぎなんだよなあ。

これは面白そう。購入予定。
確かに、直接残っていないものでも土を分析することで情報はいろいろ取れそう。最近は植物の種を調べるとか、この手の手法は普及してきた感がある。
昔掘った遺跡ではこのような分析は不可能になるわけで、一面発掘は遺跡の破壊であるというのは真実だなと。あと、こうなってくると素人や半端な教育を受けたものでは、手が出せない感じだな。半世紀ほど前なら、土器の採取だけでも重要だったわけだが。

環境考古学への招待―発掘からわかる食・トイレ・戦争 (岩波新書)

環境考古学への招待―発掘からわかる食・トイレ・戦争 (岩波新書)


映画『アポカリプト』問題

今日の科学メモ:アポカリプトとマヤ文明崩壊
映画「アポカリプト」が行ったマヤ文明破壊
『アポカリプト』発、マヤ文明経由、アリス・シェルドン行き
マヤ〜メキシコ〜グアテマラ今昔を読む
こんな映画があったとは、全然知らなんだ。マヤ文明の姿を歪めて描いたうえに、南米先住民の征服と虐殺を正当化する内容だったとか。見てないからなんともいいがたいが…
しかし、残虐さで言うならヨーロッパ人がブッチギリで一番だよなあ。
グアテマラの先住民虐殺の話が恐ろしい。というか、ウィキペディア死の部隊を読むと、アメリカはどんだけ悪業を働いているのかと暗澹たる気持ちになる。これで良く対テロ戦争とか抜かせたものだ。
参考:コカコーラと「死の部隊」

種屋の業界裏話にヘェ!いのちの種を未来に

大規模種苗メーカーによって、地方の在来品種が消滅の危機にさらされているのは確かなのだが。それは遺伝資源の減少につながって良くないことでもある。しかし、種は大半が輸入というのは…
種苗関連では、板橋区立郷土資料館の企画展「江戸・東京の四季菜』が中山道の種屋を扱っていた。

澄江生物群化石図譜 カンブリア紀の動物標本集!

これ欲しいなあ。見ても良く分からない可能性が高いけど。古生物学だけでなく現生生物にしても、研究するには顕微鏡覗いたり、なんやかやとなかなか敷居が高い。素人には、当該生物のどこを見れば同定できるのか良く分からないし。バージェス頁岩でも、石を薄くはいだり、いろいろ苦労しているみたいだし。

浦仕舞:合意の中で死ぬという高潔な始末

江戸時代の海難処理から、イージス艦と漁船の衝突の話へ。漁村の浦終い。成員の喪失と共同体の再建。

脳死と臓器移植の日米カンチガイ

アメリカ人は、日本で議論されているような問題をスルーしているのだとか。この手の死生観の問題は難しい。
むしろ問題なのは、そのあたりの死生観とか善悪とかの問題抜きで暴走している中国とかあのあたりの国かもしれない。

先達が見た「葬と供養」の世界

メモ。面白そうだが、手が出なさそう…