戦前・戦中日本の自動車生産能力

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 微妙。
 総力戦体制のなかで自動車生産は削られたとか、材料の問題とかもある。個人的には、アメリカの中堅自動車会社の設備と設計を丸ごと買った日産のやり口もなかなか面白い。また、豊田式自動織機の生産にはアメリカ流の生産管理が部分的に導入されるなど、一部では科学的管理法の導入は進みつつあった。池貝なんかも、そのあたりを模索したようだ。ただ、根付くまではいかなかったという。鋼材の質なんかも問題だったようだし、このあたり技術のつながりを重視する必要がありそうだ。
 造船の急速建造なんかも、量産技術的にはかなり考えられたものだったようだし。
 つーかこれ、戦前・戦中の日本自動車産業についての簡単なまとめと同じじゃん。
 この手の話なら中岡哲郎『自動車が走った』(ISBN:4022597186)、鈴木淳『明治の機械工業:その生成と展開』(ISBN:4623026019)あたりを読むべし。