うぱーのお茶会 | ライトノベルは一般小説より制約があるという件

http://upatea.sakura.ne.jp/log/eid1227.html 漫画にしても、エロゲにしても、多かれ少なかれ学園物が好まれる傾向はあるな。
 本文内でも指摘されているけど、日本人にとって「高校」での経験が共通体験になっていることは一つあるだろう。あとは、舞台の枠としても、優れていること。中学生だと子供としての制約がよりかかるし、大学だとサークルで熱心に活動している人間と便所飯食ってるボッチを枠内に収めるのが難しい。「学級」という枠があり、ある程度、空間と時間を共有する仕組みが、高校には存在する。「青春」=「高校」みたいなイメージもあるだろう。
 あとは、おたく文化の表現の中で、「学園物」はそれなりに伝統があって、いろいろと表現やお約束が蓄積されていることも大きいのかなと思っている。いわば、伝統芸能的性格があるのではなかろうか。
 このあたりの表現の縛りに関しては、電撃が一番薄いのだろうなと思う。最初期の古橋作品も含めて、新しい分野への挑戦が電撃の地位を押し上げてきたからだろうな。それだけの余裕もあるのだろう。スニーカーやファンタジアの最近の余裕のなさは…