「原道館跡」碑

 NHKの敷地の下の崖際に建っている碑。崖にはめ込んであると思っていたが、そうでもなかったか。裏面が見られるのだろうか。幕末の思想家・教育者を記念したもの。良く知らないが、神風連の乱を起こした敬神党にも影響を与えたという話。





表面

林 桜園先生
原道館跡
昭和五十五年十二月
百十年記念顕彰会建立



解説板

原道館跡
 原道館は、幕末の肥後の一大思想家でありであり大学者でもある林桜園の家塾です。
 桜園は、寛政9年(1797)に下級藩士の家に生まれ、はじめ藩校時習館に入りましたが、のちに国学者長瀬真幸の門に入り、神道国学を学びました。
 とくに教育者としての活躍には目を見張るものがあり、天保8年(1837)この地に居を定めてから明治3年(1870)に没するまでの間、ここで一党一派を問わず1200名余の門弟を教育し、宗教家、政治家、学者、歌人、画家、楽人等、多方面の才能を咲かせました。その中でも肥後勤王党、敬神党(神風連)の人々に強い影響を与え、幕末肥後の第一等の人傑と称えられています。
       熊本市