oyoyoiko.dtiblog.com
ふーむ。確かに、「恋愛の達成」としてのHシーンというのは、重要な機能だと思う。やはり無いと物足りない。しかし、大概の作品においては、あんまり有効に生きてないなとは思う。抜きゲーならともかく、「萌えゲー」「純愛系」のエロゲというのは甘い恋愛物語を楽しむものなのだから、もう少し思い切って物語内で機能させるべきではないだろうか。各ヒロインに一律、エロシーンいくつというやり方が、Hシーンの有効性をそいでいるように思う。各ヒロインごとに、回数を大きく変えるとか、いろいろと挑戦する余地はありそうに思う。その点では、文中に紹介されている、
たとえば『Pia キャロットへようこそ!! ２』のヒロイン、日ノ森あずさ。彼女は、Hシーンを経ると攻略できない（BADエンド行き）という珍しいヒロインでした。けれどこの場合、Hシーンは「やってはいけない行為」として作品から不可欠な意味が与えられているわけです。選んでも選ばなくてもどっちでも良い、というのと違い、選んではいけない行為としてHシーンがあるというのは、Hシーンを選ばなければ作品を終えられないということの裏返しです。
こういうのはおもしろいと思う。まあ、ヒロインごとに、Hシーンに差があると、文句が出るってのはあるのだろうけど。
あと、Hシーンの表現が、ワンパターンな感じなのが、「エロはいらない」という考えをうむのではないかとも思う。
