NHK熊本支局にのぼる道路の入り口わきにある石碑。道路わきにぽつねんとあって、いつも撮り忘れる。プラス車が邪魔で撮りにくい。戦国時代の「千葉城」の跡は、地形の改変で消滅しているのだろうな。現在の熊本城は、この西側にある。
千葉城趾
この地は、遠く応仁、文明(1467−1487)の昔
菊池氏の支族出田三郎秀信が、初めて城を築いたと
ころで、現在の熊本城は、その後慶長12年(1607)
加藤清正によって完成されたものです。細川氏入国
後藩主忠利公の客分として迎えられた宮本武蔵が、
この南側に住み、また明治9年(1876)7月、熊本最
初の県立千葉中学校がここに建てられましたが、翌
年西南の役の戦火に焼失し、のち歩兵第11旅団司令
部がおかれ偕行社にひきつがれました。なお、放送
会館工事中には、横穴古墳が発掘され、そこから土
師器、須恵器が出るなど、熊本県の歴史上由緒ある
ところとなっております。
昭和38年8月1日 日本放送協会