宇留毛菅原神社の石造物

 どれもこれもピンボケなんだが、とりあえず読めたものだけ。宇留毛の菅原神社は、境内整備に関わる石碑が割と多く残っている感じ。それだけ氏子に金があったということなんだろうな。
 石灯籠には江戸時代の年号が彫られていたし、それだけ豊かな村だったのだろう。

「鳥居二基正面階段改造寄附人名録」碑

 まあ、読んで字のごとくな石碑。50人ほどの人名が彫られているが略。つーか、すごいな。

正面

鳥居二基正面階段改造寄附人名録
(以下略)



右面

大正二年二月廿三日竣工
氏子総代(以下略)


「参道工事屋根葺替植林記念」碑

 これは戦後になってからのもの。昭和三十七年三月二十五日の年紀あり。


石灯籠



 上のは元禄二年の年紀が読み取れる。江戸時代の早い時期から尊崇を集める神社だったのだろう。この宇留毛集落自体が、中世にさかのぼるのは確実だろうし。
 下は昭和三年に「御大典記念」で奉納されたもの。

「境内整地記念」碑

 ずいぶんかわいい石碑。裏は総代の名前が彫られているが省略。



正面

  昭和五十一年
境内整地記念
  二月十一日