美術館の情報発信 「美術情報・資料の活用法 ― 展覧会カタログからWeb まで」 - xiaodong's memo

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詳細についてはレジュメを確認していただくとして個人的に印象に残ったのは,「展示会カタログや逐次刊行物に関しては,まずは大学図書館国立国会図書館に寄贈すること」というアドバイスでした。


これには資料保存という意味合いもありますが,むしろ寄贈先の機関が目録を作成することで資料の visibility を向上させること強く意識しています。つまり大学図書館に寄贈することで NACSIS-CAT,また国立国会図書館に寄贈することで WorldCat (国立国会図書館がOCLCに書誌データを提供しているため)から検索できるようになります。もちろん所蔵する美術館での活用のため各館で所蔵情報を発信していく必要はありますが,visibility や accessibility の向上には総合目録やメタデータの流通を意識する必要があるということをあらためて感じました。

 まあ、合理的な方法だとは思うけど、よその機関に押しつけているだけのような気も…