macska dot org ≫ 「性産業の需要を減らす」アプローチが、性労働に従事している人にとって有害でしかない理由

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 ぶっちゃけ、無くせるものならとっくに無くなっているだろうにとしか。
 性産業従事者の福利厚生の確保がいちばん大事だと思うがなあ。従事者が他に有利な職業につけるなら、自然になり手は減っていくだろうに。。供給サイドへの対策=貧困対策が根本だろう。結局、社会全体の貧富の格差の問題という、難しい問題には手を付けたくないんだろうな

また売り手側に注目した場合、性労働に従事している人の多くは、ほかに性労働と同等の収入を得られる経済的なオプションをあまり持たないことが考えられます。つまり、多少価格が下がったくらいでは、転職することは困難です。

さて、このことを売り手側から見ると、かれらにとって厄介なのは、圧倒的に「リスクを軽視する客」です。「リスクを軽視する客」こそが、たとえばコンドームを使わずに性的サービスを受けようとしたり、脅したり暴力をふるっても大丈夫じゃないかと思ったりする確率が高い人たちだからです

しかし、管理売春が経済的にペイしないほどまでに価格が下落することは現実的に考えにくく、多少儲けが減ったとしても、暴力を含む強制や脅迫を用い、より長時間被害者を働かせたり、食費をはじめとする維持コストを削減することによって、収入を維持しようとするでしょう。したがって、「需要を減らす」政策介入は、売春に従事するすべての人にとって有害ですが、その中でもとくに人身取引の被害によって売春に従事させられている人にとって被害が大きいと考えられます。



 コメントのいちばん上もすごいな。
 「貧富の差があるとはいえ先進国で経済大国で福祉もある米国で体を売らないと生きていけない人などいないでしょう」「いま、AVにしても風俗にしてもやりたい放題ですよ(米国の事情は知りませんが日本では)」って、どこの世界だそれはw
 アメリカの貧富の格差を舐めているし、日本では性産業全般が不況状態なのだが。