- 作者: 遠藤義則
- 出版社/メーカー: 井上書院
- 発売日: 2010/07/01
- メディア: 単行本
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総説から始まって、第二部が道具の使い方、材料、材料別のテクニック、種類別のテクニック、建築構造別のテクニック、デジカメ、3Dプリンターといったトピック別に解説される。カッターの持ち方とか、意外と基本的なことが疎かだったりするんだよな。あと、第6章の建物の構造別のテクニック紹介はジオラマなんかに応用が利きそう。まあ、細部まで作りこむって感じじゃないけど。スケール1/50くらいだから、あまりスケールを変えずに1/48の模型のジオラマに応用できそう。
あと、8章の3Dプリンターの紹介も興味深い。ここではローランドのMDZ-40A、OBJET社のEDEN、ZコーポレーションのZ Printerの3機種を紹介しているけど、最初のが100万を切っているレベルで、最後のなんか一番安い機種が300万近くとか、ものすごい値段。さすが工学部は金があるなあという感じ。積層タイプのZプリンターでは、傾斜地の建物を地形ごと模型化しているけど、これって戦国期の城みたいな建造物が少ない城の再現には非常に向いてそうだなと思った。等高線データをCADで図面化できれば、あとはずいぶん手間いらずなのではないだろうか。