ドミニク・チェン特別寄稿:天才A・シュワルツの死が知らしめた、ある問題について ≪ WIRED.jp

http://wired.jp/2013/01/30/aaron-swartz/
 著作権非親告罪化の問題点について。アメリカの検察官って、公選制だから話題性のある人間を挙げたいみたいな誘惑があるんだろうな。日本でも、組織の権限拡大という誘惑は大きいだろうし。

今回の訴追は著作権侵害ではなく、日本でも非親告罪である不正アクセスをする禁止する法に基づいていますが、著作権侵害非親告罪化をもってしても類似する起訴が多発することが考えられます。今回の件では実質的にJSTORに損害が発生しておらず、 訴えも取り下げている状態で、被疑者が自殺するほどのプレッシャーを与えることなど、わたしたちの社会において正当化されてもいいのでしょうか。わたしにはそうは思えません。推測の域を出ませんが、検察側の思考としては、検察のプライドにかけて有罪にしたい、また同様の事件の再発を防止するための見せしめとして訴追したと思われても仕方がないのではないでしょうか。