小山御領神社の石造物

 藻堀器川のため池から北にのぼったところにある小集落内の神社。以前にも一度紹介したことがあるが、今回は石造物に絞って。立派なクスノキや江戸時代にさかのぼる手水鉢や石灯籠がある。


「改築記念」碑

 昭和三十二年に社殿を改築した際の記念碑。社殿裏手にある。工藤さんが多いな。



石碑正面

改築記念
 昭和三十二年十一月



台座正面

 改築委員
駐在員 工藤只雄
副   中尾 亨
宮総代 宮永喜久次
仝   工藤信語
    工藤次男
    中村槌則
    福山徳次
    宮崎重敏
    福島春雄
    田上一隆
    大島今雄
    上温湯伊勢吉
    工藤豊重
    氏子中



台座右側面

大工  竹内又義
屋根師 富永春喜
石工  坂本鉄男


手水鉢

 昭和四十九年の神域整備記念の物と自然石を使ったものと宝永年間に奉納されたものが、非現用ながら残されている。1709年ってのは意外と古いなあ。





宝永年間の手水鉢

 宝永六年
奉寄進御神前
 御領村   敬
  工藤源七 白


「御造営記念之碑」

 鳥居の脇の目立つところにある石碑。昭和61年に神社を整備したときのもののようだ。裏面の寄進者名は例によって省略。



石碑正面

 御造営記念之碑
昭和六十一年十一月吉日
小山御領神社 御造営奉賛会
        細川護煕