僕の考えた最高の翠星のガルガンティア - 指輪世界の第二日記

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 前半はそうかもしれないが、後半はどうなんだろう。第5点は、虚淵全開ならありそうだけど、一応希望を見せる系の話のようだから、そっちには行かないんじゃなかろうか。そもそも、レドは、人類銀河同盟との連絡が絶対に回復しないとは考えていないように見えるが。少なくとも、本体に何かがあったとは考えていなさそうに思うが。星空を見て現在位置の確定をしようとしている所なんかを見ると。少なくとも、前半は「兵士である少年がこれから兵士でなくなっていく」話なんじゃないかね。


 交戦規定のようなデリケートなものがそもそもないのだろうな。あの世界には、人類銀河同盟とヒディアーズという2強以外には、これといった軍事力を持つ集団はいないように見える。一話の外部が真空かもしれないと突破を制止するところや、むやみに傷つけないようにしているところを見ると、「人類同胞」は保護し、「人類の大義」であるところのヒディアーズとの闘争に参集するように導くべしというイデオロギーがあって、それにのっとって行動しているように見える。で、具体的にどうするかについては、兵士の裁量に任せているというか、そもそも具体的な規程がないんじゃないかね。はぐれて、本隊と連絡がつかないという状況が想定されていなさそう。そもそも、脅威となるような戦力を持っている集団が存在しない以上、「人類の大義」を理解する友好的な集団は保護し、反抗的な人間集団は殲滅してしまって構わないみたいな感じなんじゃなかろうか。


 そのあたりの戦争に関する文化の違いが、3話では問題になるのは確かだろうな。ベローズの海賊に対する言動を見ると、武装をしていない人間をむやみに傷つけず物資の奪取にとどめるみたいな不文律のようなものがあるように見える。海賊の方も生存のために戦闘をやるわけだから、損害が続出するような戦闘は避けたいだろうし、船団の側も武装にむやみにリソースを取られたくないと。
 で、レドが所属する人類銀河同盟は互いに理解し合えない相手として殲滅戦争をやっている。このあたりの戦争に関する文化の差が、前半の駆動要因になりそう。
 とりあえず、三話の初めの方で、下のような展開がありそう。

エイミー:あれはやりすぎだよ
レド:どういう意味だ? 敵というのは殲滅するものじゃないのか。
エイミー:えっ
レド:えっ
なにそれこわい



 異質な存在の接触が問題を引き起こす。で、その解決を模索するという方向性に話が進むなら、ヒディアーズも実は人類でしたということもありそう。人類銀河同盟が機械文明を発展させたのに対し、ヒディアーズが生体装置を発展させたみたいな感じで。で、人類だとすれば、最後に足止めにでたクーゲル中佐が捕虜になって生きているという事態も考えられるな。