「忘私護国」碑

 第八師団司令部前庭に建つでかい石碑。こういうのを見ると、陸自が旧陸軍の継承者なんだなってのがよくわかるな。まあ、私的利益の確保に走られても困るわけだが。あと、石碑裏面にあるプレートの内一枚がはがれていて、建立時期などが分からない。石碑正面に「防衛庁長官坂田道太」とあるので、1974年から76年にかけてだろうと思われるが。




石碑正面

   忘私護国
防衛庁長官 坂田道太



石碑裏面

  碑文
一、わが国土国民と文化を護
  るは、自衛隊の崇高なる
  使命にして、その任や重し
一、自衛隊は祖国防衛意思
  に燃ゆるもののふの集団な
  れば、隊員たるもの、命を受
  けてはあらゆる困苦を克服
  完遂せざるべからず
  規律厳正にして互いに信あ
  らば、上下和諧し、自衛隊
  団結さらに強固とならん
一、私を忘れて公に向かう、これ
  わが自衛隊の行くべき道なり
  故に私心を去り、ひたすら任
  務に励みてこそ、国を護る
  大事は成し遂げられん