小島毅『靖国史観』 - Living, Loving, Thinking

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 忠魂碑や西南戦争神風連の乱あたりの記念碑を見ていると、必然的にこのあたりの問題群に突き当たる。戦死者を悼む心を、国家への忠誠へとすりかえる装置。
 第二次大戦に限っても、民間人を排除していたり、利用するだけして切り捨てた「外地」の人々の意向を無視しているとか、問題が大きい。


 「徳川政権に対する反体制テロリストたちを祭るために始まった施設」ってのは確かにそうなんだよなあ。大河の「八重の桜」でも、そんな風に描かれているけど、幕府側からすれば、ああいう見解になるだろう。なんか、明治政府って、非常に感じが悪いのは確かだよなあ。