「ハプスブルク」を歴史の中に位置づけて理解するために――『ハプスブルク史研究入門』を読む - Danas je lep dan.

http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20130623/1372004697
 ぶっちゃけ、語学で死にそうな分野。
 私はドイツ語ですらものすごい苦手意識があるから、とっても手を出す気にならないな(第二外国語だったのに)。チェコ語だ、ハンガリー語だ、なんだと、国民国家の発展で言語が細分化されてしまったからなあ。現在の国民国家より大きな枠組みを研究しようとすると、どうしても語学の壁がある。
 研究入門として手ごろで、近世の汎ヨーロッパ的なハプスブルク帝国にも目配りしているらしい。紹介されている内容からすると、ずいぶんと現代的な問題意識で編集されたもののようだ。近世の王権論とか。