- 作者: 和ヶ原聡司,029
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/10/08
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 67回
- この商品を含むブログ (36件) を見る
ヴィラ・ローザ笹塚の庭に開いたゲートから出てきた幼児の両親役を魔王と勇者がやるはめになってといったところから始まる。巨大な「りんご」から出てきたあたり、なんか微妙に桃太郎な感じだな。んで、その子供アラス・ラムスが「セフィロトの樹に生る世界組成の宝珠セフィラ」のひとつ「イェソド」の欠片だとか、勇者の聖剣もそうだとか、いろいろ世界全体に関わる話に展開に。ほのめかされてきた設定が表に出だす感じだな。で、そのイェソドを取り返しに天界からカブリエルがやってきたり。魔王が力で完全にかなわない相手ってあたり、前二巻の構図とずいぶん変わってきた感じだな。
アラス・ラムスを送り込んだり、幼い魔王を助けたり、途中で出てきた人物が、恵美の母親の天使なんだろうな。
アニメが二巻までの範囲にとどめたのは、納得できる感じだ。三巻以降をアニメ化するとしたら、シリーズ構成が大変そう。まして、三話ぐらいでやるのは無理だっただろうな。