参院選後、再提出の可能性も 予断を許さない生活保護法改正案の“真の問題点” ――政策ウォッチ編・第31回|生活保護のリアル みわよしこ|ダイヤモンド・オンライン

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「そもそも本来は、国は国民を見捨てる存在なんだと見る必要があるんですよね。本人が権利を主張しなければ、当然、国は、政府は放っておくんです。それは一般的な話で、どの国でもそうです」

 これはそうなんだろうな。むしりやすいところからむしるか。で、日本の場合、そういう声を上げることができない人の代わりに声を上げようとか、そういう活動が非常に薄い。あと、それを赤裸々に言ってしまえるから、日本社会は徐々にくされていっているんだと思うのだが。


 生活保護制度の織りこまれている防貧の制度。しかし、生活保護に割かれるリソースが削られてしまっている結果、そのような制度を弾力的に運用できず、結果滞留してしまっている状況。就労支援の政策意図とか。「不正受給」の大半がケースワーカーの説明不足なのではないかとか。
 大体、21世紀に入ってからこの方、経済成長率にかかわらず、給与総額は下がり続けているんだからなあ。景気回復とは別に、それが公正に分配される仕組みづくりは必要だろう。それ抜きの「経済成長」にどこまで意味があるのかとは思う。