中国人の愛国心と「国家」と「家」の伝統的な概念 | SYNODOS -シノドス-

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 国家とは、「家」を拡大した概念か。確かに、皇帝の統治ってのは、「家」の統治ではあるわな。

では、そもそも中国における「家」とは個人にとってどのような位置づけなのだろうか。古来より中央集権権力と官僚制度のもとで、中国では地方の門閥や豪族が力をつけるに至らず、中央でも外戚の政治干渉は世卿世禄制によってこれをさまたげられ、科挙試験制度によって地方の優秀な人材は中央に吸収されていくことになった。

 うーん、どうなんだろう。歴史的に見れば豪族なんかは存在していて、軍閥を形成していたわけで。ただ、それらの「家」は制度的に規定された存在ではないんだよな。私的な「親分=子分」関係や血縁関係によって形成維持されている力。
 結果として、家と国家の間に中間団体が存在せず、非常に縁故主義的に地域社会が運営されることになる。それが中国の地域社会の不安定さにつながっていそう。
 あとは、「国家」と「政府」がずれている認識とか。だからこそ、「革命」が起こりえるんだろうな。


 しかし、江沢民はろくなことしてないな。