瀬尾つかさ『銀閃の戦乙女と封門の姫 5』

銀閃の戦乙女と封門の姫5 (一迅社文庫)

銀閃の戦乙女と封門の姫5 (一迅社文庫)

 ちょっとゆったりな『スカイ・ワールド』6巻とはうって変わって、こちらはなんともヒリヒリするような緊張感が漂う巻。ほとんどの異世界を滅ぼしたゼノが本格的にクァント=タンに侵攻開始。緒戦で第一王子のタウロスが一時精神支配され、さらには第三王子のアシュレイ戦死と、大きな損害を被る。その後の本隊との戦いでも、作戦をゼノに一歩上回られてしまう展開。ラストでは、フレイがゼノの手に落ちるし、ラストはどうなる。
 梨花が「白の会」にキレまくりとか、「封門の指輪」が出てきて誰が「封門の姫」なのか判明とか。カイトが順調にアホの子になりつつあるな。魔導書シリーズから、イリーナさんと謙児が登場。こっちのおっぱい魔人はやることやってたのな。
 あと、冒頭に出てきた、エレオノーラがゼノ対策に用意した「あれ」ってなんなんだろうな。