古澤拓郎他編著『フィールドワーカーのためのGPS・GIS入門：フィールドにGPSを持っていこうGISで地図を作ろう』

フィールドワーカーのためのGPS・GIS入門―フィールドにGPSを持っていこうGISで地図を作ろう

　題名の如く、フィールドでの研究活動にGPSやGISを利用するためのノウハウに関する入門書。GISに関する基礎知識、各種の衛星画像をはじめ有料無料のデータ類の入手方法、ガーミン社とトリンブル社のGPS端末の使い方、各種無料GISソフトの使い方、ArcGISとERADAS IMAGINといった有料高機能ソフトの使い方、最後は実際の研究活動での応用事例の紹介の構成となっている。範囲が広いだけにもっててもよさそうなハウツウ本。まあ、普段使い慣れない脳みそを使っているせいか、読むのも、まとめるのも苦労したけど…
　どう見ても手が出せそうにない、有料ソフトは途中から流した。
　事例集では、人類学、考古学、自然地理学を中心に、地域開発への応用事例などが紹介されている。動物にGPS端末を取り付けて、行動範囲を調べるなんかの応用は普通に思いつくが、ここまでくると入門といった感じではなくなるのかな。
→フィールドワーカーのためのGPS/GIS入門 | Fieldnet Booksに訂正や情報の変化などのフォローが。


　関連情報にリンク集があるが、だいぶリンク切れが。地理院地図への集約とかが進んだのかな→http://fieldnet.aa-ken.jp/category/books/gpstop/links


　データのダウンロード。
国土数値情報　ダウンロードサービス
基盤地図情報の閲覧・ダウンロード


　最後の事例集で紹介されていたジオキャッシングというのもおもしろそう。
ジオキャッシング - Wikipedia
ジオキャッシングまとめサイト