本日のメモ

[本]学研HD、出版事業の一部廃止など発表 希望退職者も募集  :日本経済新聞

 『歴史群像』オワタ…?
 学研M文庫か。架空戦記と時代小説ばっかりという印象が。初期には、軍事史関係の本も出ていたけど。

[環境]漁獲枠「半減」では不十分、マグロが消える日 | 週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 経済雑誌にこういう記事がのるようになったということは、ある程度規制が進む可能性があるのかね。産卵群の巻き網による漁獲や近年の漁獲量以上の漁獲枠になってしまっている状況など、問題点が指摘されているが。そもそも、一部業者の利益のために、広域の漁業経済が疲弊するって、公益の観点からしても問題大きすぎだろう。
 水産庁の規制能力のなさはひどいよなあ。

[環境]マグロの漁獲量が激減 背景に「巻き網漁」 (週刊SPA!) - Yahoo!ニュース

 ほぼ同内容。多分、ソースが同じなんだろうな。この記事では、境港が名指しで槍玉にあがっているな。

[環境]プレスリリース「超深海・海溝生命圏を発見―マリアナ海溝の超深海水塊に独自の微生物生態系―」<海洋研究開発機構

 最近、こういう微生物の研究が進んでいるなあ。
 水中の微生物を検討した結果、上部と、条件がそれほど違いがないにもかかわらず、種類が明瞭に異なる。深海では、炭素固定を行なう化学合成微生物が多いのに対し、マリアナ海溝内では従属栄養生物が優越すると。で、超深海では、どこかから有機物が供給されている可能性を指摘する。海溝の斜面に堆積した有機物が、崩落し、かなり長時間水中を漂う。それを利用しているのではないかと推測している。おもしろいなあ。
 深海では、炭素の固定を行なう微生物もいるのか。

[環境]海洋プラゴミは従来予想の20〜200倍 : ギズモード・ジャパン

 予想されるプラスチックゴミの排出量ときちんと処理されない量やポイ捨て量を推測した結果だそうで。で、実際に探すと、推定値の1/1000しか発見できないと。
 プラスチックって、微生物によって分解されることもないし、困ったもんだよな。微小プラスチックが、人間の食物の中に混じって戻ってくる可能性は高いだろうし。そのうち、ゴミ処理船みたいなのを出す羽目になるのかね。

[環境](*゚∀゚)ゞカガクニュース隊:プラスチックゴミででできた新タイプの岩石が発見された

 うげぇ。なんかキモイ。
 プラスチックゴミが火山の熱で、火山岩とくっついたのか。

[環境]パナマ運河拡張で外来生物リスク2?3倍に | ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版サイト

 パナマ運河拡張の結果、現在通行可能の上限であるパナマックス船より大きな船が太平洋と大西洋を往来。結果として、船体に付着したり、バラスト水に含まれる外来生物の、侵入の可能性が高くなると。
 しかし、船が大きくなっただけで、そんなに変わるものなのかね。まあ、放出されるバラストの量が変わるってのは大きな変動だけど。
 交通ルートの変動が、生物の均一化を促進してしまうと。

アリが「公衆トイレ」を持つと判明 | ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版サイト

 特定の場所に排泄物を集めていると。まあ、生息密度が高い群では、当然の配慮だろうな。巣の維持担当の個体もいるのか。

氷が解け数千年の眠りから覚める生命体たち : ギズモード・ジャパン

 「復活生態学」ねえ。
 長い期間の凍結状態から復活した生物が、新たな環境にどのように適応していくかを観察していくことによって、進化の実体を直接観測できると。微生物なら、短期間で再現が可能か。
 しかし、現在は近縁種が存在しない植物とか、絶滅動物の遺伝子多様性を維持する手段になるとか、夢が広がりんぐだな。日本でも、大賀ハスのような事例があるけど。ただ、ちょこっとあった、「我流」という言葉が気になるな。

インドヨーロッパ(印欧)語族の起源に決着か? - サイエンスあれこれ

 うーん。そもそも、インド・ヨーロッパ語族って概念が適切なのかが良くわからないんだけど…
 言語の類似度と遺伝子研究が、それぞれ独立にクルガン仮説を支持したということだが、決定力に欠けているように見えるが。

[地学]カバの祖先の謎に迫る、最新化石分析 仏研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 アジアから泳いできた…だと…?
 2800万年前のエピリジェニス・ロコネンシス化石との比較から共通祖先が推定されたと。他の大型哺乳類より、はるか以前にアフリカ大陸に移り住んだ生物ということになるそうで。
 クジラ類に近い生き物なのか。

[地学]スーパーコンピューターでパンゲアの分裂から現在までの大陸移動を再現し、 その原動力を解明−ヒマラヤ山脈はマントルのコールドプルームが作った!−プレスリリース<海洋研究開発

大陸移動の原動力はマントル対流を実証 | サイエンスポータル
 シミュレーションによるモデル構築の話ということなのかな。マントルの物性や大陸の動きを再現した、現実の動きをよく説明できるモデルができましたと。
 で、それでシミュレーションをすると、超大陸の分裂は、大陸下にこもった熱と、大陸の沿岸のコールドプルームが動因になり、インド大陸の高速北上も再現できたと。
 で、大陸の移動のエネルギーが、スラブのひっぱり力ではなく、マントル対流にあると考えることができると。

[宇宙]20年前に打ち上げられた米軍の気象衛星からデブリが大量発生か | 軍事衛星 | sorae.jp

 うわあ…
 トラブルか、他のデブリにぶつかって爆発したかは不明だそうだが。ケスラー・シンドロームがゆるやかに進んでいるのかね。

[宇宙]地球生物の大量絶滅、銀河内のダークマターも影響? - アストロアーツ

 うーん、これだけの記事ではなんとも言えないとしか。どういう根拠で、影響があると考えたのだろうか。

[感染症]人食いバクテリア:昨年患者273人、致死率30?50% - 毎日新聞

 うひー
 普通に存在する細菌が、ごく稀に劇症化する。で、その場合、急激に増殖して、あっという間に人を死に至らしめるか。どういう条件で発症するかは、はやく解明されて欲しい。基礎疾患がある人などがリスク高いようだけど。
 増えているというのは、観測が増えるようになったのか、実際に広がっているのか、どっちなのだろうか。

[感染症]400万年、地表から隔離されていた洞穴から耐性菌が見つかりました - 感染症診療の原則

 まあ、もともと抗生物質のもととなったペニシリンも生物由来だしな。メカニズムがもともとあるのだろう。結局、ぬっころすアプローチには限界があると。

[感染症]エボラ特集1:シエラレオネはなぜ無防備だった? | ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版サイト

第2回 秘密集団を止められるのは首長だけ
第3回 「伝統の埋葬」が蔓延を助長した
第4回 「エボラ孤児」1万人の行方
 現地ルポ。
 シエラレオネがエボラに脆弱だった理由。内戦で国家システムが崩壊した結果、近代的な保健医療システムは、もともと機能が麻痺して、信用されていなかった。さらに、さまざまな文化的・社会的背景をもつ集団のパッチワークであると言う都市の特性が状況を悪化させたという。むしろ、フリータウン以外の地方のほうが、宗教的指導者などの威令が行き届き、エボラ対策が進んだという。東部の都市ケネマでは、首長による遺体の清めの儀式や秘密集団の儀式中止が機能して、早く押さえ込めたという。
 あとは、葬送儀礼がエボラの拡大の要因になったという話。隔離や埋葬に対する抵抗を引き起こした。一方では、エボラ対策の職員が、儀礼やそれが引き起こす感情に無頓着だった側面もあると。しかし、非常時には、平時の儀式に代わる代替手段もたいがいあるし、そちらでやってもらうように誘導することが可能であると。日本で、ほぼ土葬一色になったのって、最近のことだしなあ。葬送習慣の変化なんか、そう簡単にはできないわな。日本だって、湯灌なんかの死者に触ることはよくあるし。まあ、日本では、エボラが入ったら、すぐに葬儀方法が変更されるだろうけど。
 四回目は、エボラによって多数の孤児が出ていること。かれらをどう支援するかの問題。人身売買の危険、さらに教育システムや医療システムの崩壊などなど。