藤原昌高『すし図鑑』

すし図鑑

すし図鑑

 『すし図鑑』という本を読んだ - razokulover publogを見て、気になった本。読むのに結構時間がかかった。まあ、図鑑類というのは、真面目に読んでいくと、たいがい時間がかかるものだけど。
 321種のネタを、赤身、サーモン、魚卵、光りもの(青魚)、長もの(うなぎなど)、白身イカ・タコ、貝、エビ・カニ、その他に分けて紹介している。マグロが、クロマグロ以下、複数の種類に分かれるのは知っていたが、それ以上に鯛の種類の多さが印象的。しかも、科が違う、ほとんど関係ないものも「鯛」扱いなのが。それだけ、古くから重視された魚ってことなんだろうけど。イカも結構種類が多いな。
 とりあえず、煮た飯蛸をまるごとのっけたり、煮たカキをのっけたりと、インパクトが強いものも。貝類は、資源状況の悪化が見えたり、水管だけつかうなんて贅沢な使い方をしていたり、これも驚き。
 キビナゴ食べたいな。
 とりあえず、寿司を食いに行きたくなる本。まあ、私の懐事情では、回転寿司がせいぜいなんだけどね。


著者のサイト:『すし図鑑』が近々出ます - ぼうずコンニャクのお魚三昧日記