- 作者: 岡部いさく
- 出版社/メーカー: 二玄社
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
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ブリストルは終戦のドサクサでBMWを持ってきて、それで自動車生産か。自動車用のエンジンを自社開発できなかった時点でダメっぽいよな。でも、総崩れのイギリス資本自動車メーカーの中で、2011年まで生き残っていたわけで。それはそれですごい話。
あるいは、ガブリエル・ヴォアザンが第一次世界大戦の航空機の軍事利用を気に病んで飛行機生産から足を洗って、自動車に転身した話。ミサイルで有名なマトラが、国の後押しで各種モータースポーツにのめりこんだり、わりと最近まで自動車作っていた話も。意外な会社が、意外なものを作っているな。ちょろちょろと「サンビーム」なるメーカーが出てきて、自転車の初期の歴史にも出てきたなあと思っていたら、同じメーカーだったり。装甲車のイメージしかないアルヴィス社が、高級車生産から航空機産業に手を広げていたというのも驚いた。
ロイ・フェッデンの空冷星型3気筒エンジンの乗用車とか、アブロのモノカーなんかもすごい。
ラストの11章は、飛行機をめぐるエトセトラ。操縦をやさしくしようとしたジョセフ・M・グウィンのエアカーの辿った顛末、飛行機や自動車に付けられたドアやバックミラー、どこに燃料タンクを設けるかとか。あと、自動車にJATOくっつけて、スピード出しすぎて、がけに突っ込んだ都市伝説。まあ、ひっくり返って炎上の方がありそうだよな…
ホラーの主人公を務める自動車や飛行機か。
出てきた飛行機で気にいったもの。イギリス製の民間機って、なんか味があるな。
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