常総市水害関連

<関東・東北豪雨>決壊後、川方向へ誘導…市外避難考えず (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

関東・東北豪雨:決壊後、川方向へ誘導 茨城・常総市、市外避難考えず - 毎日新聞
 うーん。
 まあ、基本的には自治体という枠組みで思考が規定されてしまった側面が大きいんだろうけど。
 一概に東へ誘導するのが適切とは言い難いと思う。鬼怒川と小貝川の間の低地は、あふれた水の流路になっているわけで。洪水の中に突っ込ませる結果になる。
 堤防が決壊した場合には、むしろ、河川の堤防が最高所になる。かつては、水害時は堤防に逃げていたことを考えると、確かに直感的には危険を感じるが、間違いではないと思う。全体的に、西側の標高が高くて、浸水の度合いも少なかったのは、航空写真からも読みとれるし。
 現在の視点から見ると、南に逃げて、つくばみらい市の丘陵部。小絹駅に方に逃げるのが一番安全だったかなと。下流側はどこまで浸水が広がっていたかにもよるなあ。10日の18時時点では、中妻町までは水が達していなかった可能性はあるが。つくば市側への避難を呼びかけた場合、夜、闇の中、水流に突っ込むことを勧めることになって、もっと危険だろう。


 小貝川の自然堤防上にすんでいる人は、小貝川をわたって、つくば市に逃げるのが安全だったろうな。

茨城・栃木で格差浮彫り!災害時の自治体広報の課題(鶴野充茂) - 個人 - Yahoo!ニュース

 市役所も水に使って混乱していた感のある常総市だが、いち早く災害用のページに切り替えていた。それに比べると、八千代町は広報も、実際の対応も混乱していたと。ゆるキャラを利用した広報の効果。
 あとは、利便性を上げる一工夫とか。

今回の水害ではヘリの救助がえらくスムースだけど、ヘリの中に3.11の不手際の反省から開発されたスペシャルな災害用ナビが導入されてんだぜ。

 過去の教訓が、きっちり活かされているのか。まあ、以前から、災害時の航空管制は問題となっていたからな。阪神大震災から、研究が始まっているのか。
防災・小型機運航技術 次世代運航システム(DREAMS) JAXA航空技術部門

長い豪雨をもたらした台風とブロッキングの危険な配置 | Climate+

 オホーツク海の高気圧が、台風由来の低気圧をブロックして、降水を長引かせたと。
 こういうことでも、意外とわかってないことが多いんだな。まあ、大気の運動ってのは、とてつもなく計算が必要そうだから、当然と言えば当然だが。

今から292年前(享保8年)の台風による鬼怒川の大洪水(饒村曜) - 個人 - Yahoo!ニュース

 江戸時代の鬼怒川の大水害の話。そもそも、無理やり付け替えたりしているから、鬼怒川って災害になりやすいんじゃないかね。

国土地理院がドローン撮影した鬼怒川決壊地点の衝撃(dragoner) - 個人 - Yahoo!ニュース

 国土地理院があるつくば市のお隣だからこその、急速展開なんだろうけど。
 確かに、視点が比較的低くて、迫力はあるが、ドローンの航続能力や機動性には限界がある感じだな。結局、点の映像になっている感が。

情報収集衛星、鬼怒川水害でグーグルにKO負け:日経ビジネスオンライン

 うーむ、2ページ目以降は、会員限定か。
 災害対応が整備の題目に入っているのに、事実上使い物にならない、民間の衛星に負けているってのは、ちょっとどうしようもない感じだな。つーか、その程度の情報なら、航空写真でいいわとなるしな。
 ただ、自前で偵察能力を保持しておくことも、重要と言えば重要なんだよな。それも、民間の企業買ったほうが安くはないかという感じだが。

鬼怒川大水害  これは偏った治水政策が招いた「人災」だ! 常総市は「首都を守る」ために犠牲となった!? | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

 江戸時代以来の治水の歴史を振り返って。
 鬼怒川流域、地図を見ただけで明瞭な旧河道が残っていて、暴れ川だったことを示しているよなあ。旧河道は、地下水がしみこんで破堤しやすいのか。
 あとは、治水の思想の歴史とか。もともとの市街であった水海道本町は水に浸かっていないあたり、新しく作った町並みに問題がありそうな気もする。

堤防決壊はあなたのすぐ近くでも起こりうる | トレンド | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 日本の国土の大半が、川を堤防で「封じ込めて」つくられていることを指摘。
 熊本なんかでも、熊本城下町は大半が扇状地で、その南の画図とか、御幸なんかは自然堤防と旧流路のモザイクだしな。さらに南の上下益城郡域は、緑川の暴れた跡が、もっとすごいし。つーか、後背湿地を区画整理して、流通団地とかつくるのは、災害に対する脆弱性を増しただけだよなあ。
 ただ、完全に洪水を封じ込められる堤防を作るのは不可能だし、そもそもそんな堤防作っても、そのうち川床が上がってまた高くする必要に迫られるのではないだろうか。封じ込めだけの発想だけでは無理だと思うが。人口減少の流れもあるのだし、脆弱な地域へのスプロール化を抑止するとか。
 まあ、熊本市なんかでも、脆弱な旧河道や後背湿地に重要施設を配置していくなんて流れが止まっていないわけだが。ゆめタウン浜線西の区画整理とか、旧河道なのか。水害に地震に、いろいろと脆弱な住宅地が出来上がるわけね。


 まあ、かつては、洪水で流されてきた土砂が養分となっていたわけだが、今や、単に田畑を生める邪魔者になっているのも、社会的な位置づけの変化だろうな。

記録的な豪雨、改修予定の堤防襲う 鬼怒川決壊:朝日新聞デジタル

 なんというか、状況が悪化する情報や溢れればどうなるかのシミュレーションもできていたのに、住民の避難誘導や災害対策に全然生かせていなかった感が。
 越水が3ヶ所、漏水2ヶ所か。破堤しなくても、水浸しになった可能性が高そう。
 あと、下流から堤防を強化していくにしても、水流がまともに当たるところなんかは、前もって補強しておくとかの、柔軟な対応も必要なんじゃなかろうか。


 常総市の対応の遅れに関しては、若宮戸地区の越水に気を取られたという要因もある模様だ。

茨城 常総 住民が堤防に土のう 水流入防ぐ NHKニュース

 水防の重要性。中三坂地区は昔からの農村なのに対し、破堤した上三坂地区は工場が多かったり、全体に最近できた感じが大きかったからな。そのあたりの地域の履歴の差が、被災状況の差になったのかもな。

【沿線革命060】鬼怒川の堤防決壊は、上流ダムを適正に管理していれば起きなかった!?  | 住みたい街2015 | 現代ビジネス [講談社]

ちょいとダムに行ってくる: 鬼怒川の堤防決壊はダムを適正に管理していれば起きなかったらしい…ので色々と書いてみた。
 メモ。あとで読む。結果論としては、もう少し放出量を削れたかもとも思えるが、いつまで降り続けるかや翌日以降の降雨なんかは、精度が限られるから、そこまで思い切った勝負には出られないよなあ。貯水率は、どのダムもかなり上がっているわけだし。

山本弘のSF秘密基地BLOG:鬼怒川水害をめぐるデマ・1

山本弘のSF秘密基地BLOG:鬼怒川水害をめぐるデマ・2
山本弘のSF秘密基地BLOG:鬼怒川決壊をめぐるデマ・3
 なんか、今度の災害、やたらと政治的なデマが多くて、辟易する。なんか、嫌な世相になってきたな。政党がらみや、差別がらみ、太陽光発電がらみ。
 阪神大震災のレイプデマが、一人の人間から出ていたってのが恐ろしい。
 最後は、若宮戸の越水の話。実際、堤防決壊とは別個の事象だったんだしなあ。あと、あの丘陵、他にも水が越えている場所があるから、太陽光発電の企業だけ攻撃するのはどうかと思う。まあ、すぐ内陸側で濁流食らった家の人は訴訟起こしてもいいレベルだと思うが。
 そういえば、東日本大震災でも、阪神大震災でも、空き巣が横行しまくったことは事実なのだが、結局、どの程度捕まったのだろうか。

台風の中賢そうな柴犬が放映される - ゴールデンタイムズ

 あらかわいい。しかしまあ、小脇に抱えられても、おとなしくしてるなあ。