田中芳樹『タイタニア5:凄風篇』

 タイタニアの終焉。藩王と3人の公爵が死亡。最後に残ったジュスランは逃げ出して、タイタニアの核が失われることに。
 しかしまあ、数万隻規模の艦隊を動かしたあげくに、最後は、藩王と公爵の肉弾戦か。虚無的というか、結局地位にしがみついているというか、暴走しまくった藩王とその仕掛けに、イドリスは殺害され、ジュスランも失明する。
 流星旗軍の連中も、目立っている割に、大局的にはあまり影響していないな。最初にアリアバードを破るという、引き金を引く役割を果たした後は、状況に流されるだけだったような。