熊本城の被災状況

 改めて、熊本城を一周してみたけど、どこもかしこも崩れてるな。これは、本当に修復に十年、二十年かかりそうなレベル。城の東半分、本丸とその周辺の破損が本当にひどい。それに比べると、西側の二の丸、三の丸は、相対的に壊れ方が少なくて、なんらかの地形的要因や地震波の特色が影響しているのかなと感じた。
 須戸口門から反時計回りに、京町、三の丸、二の丸と移動。三の丸公園、二の丸公園は入れるが、他は、規制されている。西出丸の北東部がまとまって崩れているのが印象的だったな。

熊本城稲荷から棒庵坂

 先日も写真を撮った場所。天守閣の西側および北側。重要文化財の櫓が破損している。







新堀の切り通し

 京町台地の東西を結ぶ幹線だが、崖が崩れて、車線規制が行われている。


二の丸と三の丸の間の切り通し

 県立美術館の下あたりが、派手に崩落。


清爽園周辺

 弔魂碑は辛うじて立っているものの、部材がガタガタに。石灯籠は倒れている。他に崖崩れなど。地震の結果か、周囲はかなり水が湧いている。清爽園の池そのものも、こんなに水あったっけという感じ。







二の丸公園

 現在、一般人が一番奥まで入れる場所。こっから東はどこも損害がひどい。特に、西大手御門周辺、戌亥櫓近辺。戌亥櫓も、隅石が辛うじて残って保たれている。あとは、百間石垣や住江御門跡とか。つーか、枡形が片っ端からやられているな。
 二の丸周辺には、西南戦争神風連の乱、旧軍関係の石碑が点在するが、破壊されているのは馬魂碑のみだった。台座が壊れて、上の碑が放り出されている。


 西大手御門




 西出丸周辺







 宇土




 百間石垣から二の丸御門跡








 馬魂碑





 住江御門跡


櫨方門周辺

 城彩苑の門横で規制されているので、飯田丸五階櫓は見えず。備前堀沿いの石垣が崩壊。



百間長塀