東日本大震災関連記事メモ

[災害]日本政府が東日本大震災にどう法的に対処したかに関する米国連邦議会図書館の調査報告 - Togetterまとめ

 こういう、国外の事例でも、ちゃんと調査して、記録にまとめるというのが、やはり欧米の強さの一つの要因だよな。日本は、こういうのの根っこが弱い。
 未曽有の広域災害で、いろいろと法的不備が露呈したと。避難者がどこに移動したかを自治体が知る方法もなかったと。あとは、二重ローンへの対処の話とか。東日本大震災では対策が行われたが、これが恒久的な処置になっているかどうか。
 失業と雇用の問題。仮設住宅の準備要請など。どう見ても、大災害だけに、いろいろと早手回しに準備していった状況も見えるな。仮設住宅の建設準備は、15分後か。

[災害]震災から5年、被災者に牙をむく「防災道路」 震災と復興 東洋経済オンライン 経済ニュースの新基準

 「復興災害」って奴だな。
 急ぎすぎて、問題を起こす。地元との調整を省いた結果、混乱を招く。さらに、意思決定の責任のありかが不明確。ダメダメじゃん。
 それに、権威主義的な「都市計画」。
 こういうのは、ボトムアップでやるべきことなのに。

[災害]被災者の住宅支援、まかり通る「恣意的運用」 震災と復興 東洋経済オンライン 経済ニュースの新基準

 山元町は、何度も出てくるなw
 法的に許されるのかな、こういうの。上から、勝手に居住地の線引きをして、それに対する抵抗も無視するわけか。

[災害]巨大防潮堤建設では生態系にも配慮を 東北大などが調査??サイエンスポータル

 うーん、設定が…
 現実には、希少生物の生息地をつぶしながら、防潮堤の建設が進んでいるわけだし。現住地が危険性が高いと考えている人ほど、かさ上げにこだわるか。
 実際、防潮堤が高いと、乗りこえてしまった場合、位置エネルギーを高めて、被害を大きくするからなあ。「時間を稼ぐ」も、田老のように感度が鈍ってしまえば、意味をなさないし。

[災害]東日本大震災における仙台市下水道の復旧・復興の記録 仙台市

 メモ。大都市の下水処理施設が破損ってのは、前代未聞なんじゃないかね。最大の処理施設が、最低限の機能を維持できたのが大きいのかな。それでも、数日は、ほとんど機能していなかったんだよな。
 BCPの重要性とか、自然流下をメインに設計されていたために電源を喪失してもなんとかなったとか。衛生を維持するために、下水道の使用を維持したと。

[災害]東北における社会基盤システムの機能障害と復旧状況:上下水道

 沿岸部の施設が破壊された時に、バックアップする施設の必要性。

[災害]建築はなぜ震災復興で信頼されなかったのか|日経アーキテクチュア

 「行政から信頼されなかった」か。
 つーか、行政の「上から目線」の弊害が目に付くようになってきた昨今、むしろ良心的だったといえそうだが。コミュニティベースの復興は、重要だと思うがな。

[災害]英国学者チーム調査「福島住民の強制移住は過剰反応で正当化できない」 - Togetterまとめ

 うーん、後知恵ではなんとでも言えるだろう。あの時点で、どこまで悪化するか、読めなかったわけだし。最悪、四号機の燃料プールの水がなくなって、核物質が大気中にばら撒かれる危険もあったわけだし。
 住み続けた場合の精神的負荷や、そもそも流通などが維持できないなどの問題は、どこまで踏み込まれているのだろうか。外部から、あそこに人が住んでいるから、物運べといわれても、やりたくないだろう。汚染レベルや今後の見通しなんかも、なかなか情報が出てこなかったわけだし。
 結局、こういう研究も、ツイッター的政治的対立の文脈に飲み込まれてしまうと。

[災害]原発事故から5年――福島で変わったこと、変わらないこと(朽木誠一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

 結局、「除染」って、どれだけ意味があったんだろう…
 買い叩かれているけど、小売段階では特に安くなっていない。どっかでもうけている人間がいると。
 しかし、以前と変わらない日常を取り戻した人がいる一方で、ほとんど人が居なくなった原発周辺地域があるわけだ。落差の巨大さ。
 そして、そういう落差は、熊本地震でもあるな。

[災害]東北地方太平洋沖地震後に発生した不可解な地殻の動きの原因、ついに解明か?(カナダ研究) カラパイア

 うむ、よく分からない。
 地殻のすき間にマントルが流れ込む。で、それが何を引き起こすのか。
 しかしまあ、観測網が充実しているおかげで、巨大地震を実証的に研究できるようになったわけだ。今までは、データすら存在しなかったと。

[災害]南三陸町戸倉の資料の修復記 - Togetterまとめ

 縁をたどった資料レスキュー。
 こういう縁に恵まれなくて、消えていった資料は多いのだろうなあ。
 紙を折ったりして、包む作法を「折形」というそうで、その免許皆伝の書。そういうのも、家元みたいなのがいたわけか。